鄭壽鉉

鄭壽鉉（チョン・スヒョン）は、1956年2月1日、全羅北道南原市に生まれた韓国の囲碁棋士です。1973年に入段し、韓国棋院に所属、九段の段位を持つ実力者です。

棋士としてのキャリアは、1977年の国手戦本戦入りから始まりました。1986年には、第1期新王戦で姜勲を破り優勝を果たし、その名を広く知らしめました。同年には王位戦、名人戦リーグにも参加し、王位戦では1993年まで連続8期、名人戦では1987年までと1989年、1993年の計4期にわたりリーグに在籍しました。これらの実績は、彼の安定した実力と卓越した棋力を示すものです。

1991年には七段に昇段し、1993年のSBS杯連勝囲碁最強戦では決勝で李昌鎬に敗れ準優勝となりました。翌1994年には八段に昇段し、真露杯SBS世界囲碁最強戦に出場しました。1997年には九段に昇段しています。1999年には、KBS杯パドゥク王戦で準優勝を果たし、2002年にはマキシムコーヒー杯入神連勝最強戦でベスト4に進出するなど、その後も活躍を続けました。

また、1997年からは明智大学の囲碁学科教授としても教鞭をとり、後進の指導にも力を注いでいます。2006年から2008年には、韓国囲碁リーグでハンゲームチームの監督を務めるなど、指導者としてもその才能を発揮しました。

鄭壽鉉は、その卓越した棋力だけでなく、教育者、指導者としての側面も持ち合わせており、韓国囲碁界の発展に大きく貢献した人物と言えるでしょう。

タイトル歴

新王戦 1986年

その他の棋歴

国際棋戦

真露杯SBS世界囲碁最強戦 1994年 0-1（×依田紀基）
ロッテ杯中韓囲碁対抗戦 0-2 （×周鶴洋、×兪斌）
東洋証券杯世界選手権戦 出場 1990年（×銭宇平）
テレビ囲碁アジア選手権戦 出場 1997年（×王立誠）、1999年（×常昊）

国内棋戦

SBS杯連勝囲碁最強戦 準優勝 1994年
KBS杯バドゥク王戦 準優勝 1999年

外部リンク

韓国棋院「정수현(鄭壽鉉)」

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