酒井英幸

酒井英幸

酒井英幸（さかい ひでゆき、1967年5月30日 - ）は、福岡県出身の日本の柔道家。
現役時代は71kg級の選手として活躍し、身長170cm。得意技は寝技全般、特に「酒井返し」を得意とした。
現在は自衛隊体育学校柔道班の監督を務めている。

来歴

6歳の時に沖縄へ移住。近所の道場へ連れて行かれたことがきっかけで柔道を始めた。
嘉手納中学から沖縄尚学高校へ進学し、インターハイでは2年、3年と中量級で出場するも、世田谷学園高校の古賀稔彦に敗れ、いずれも5位に終わった。

筑波大学に進学後、1年の時には新人体重別71kg級で優勝を果たした。2年の時には新人体重別で連覇を達成。
3年時には正力国際の決勝で日体大3年の古賀稔彦に効果で敗れた。4年時には環太平洋柔道選手権大会で国際大会初優勝を飾った。
正力杯でも優勝を果たし、この時、65kg級で1歳下の弟である周治も優勝したことで、兄弟優勝を成し遂げた。
正力国際では決勝で再び古賀稔彦に一本背負投で敗れ、2年連続2位に終わった。

1990年に自衛隊体育学校へ入校。選抜体重別では決勝まで進むも、日体大大学院の古賀稔彦に判定で敗れた。嘉納杯では3位に入賞。
1991年の講道館杯と選抜体重別では、いずれも決勝で古賀稔彦に判定で敗れる結果となった。
環太平洋柔道選手権大会では2連覇を達成するも、アジア選手権では3位に終わった。
1992年のドイツ国際でも3位に入賞。嘉納杯では決勝で明治大学4年の秀島大介と対戦し、終了間際にポイントを奪われ逆転負けを喫し、畳を叩いて悔しがる場面もあった。
1993年の講道館杯でも決勝で東海大学2年の中村兼三に効果で敗れた。

現役時代は、ライバルの古賀稔彦に高校時代から何度も対戦するも、一度も勝利することができなかった。

引退後の2005年には、全日本女子代表チームのコーチだった古賀稔彦の退任に伴い、新たにコーチに就任。
さらに、寝技の技術が評価され、2008年からは男女の全日本代表チームの寝技担当コーチとなった。

戦績

1984年 - インターハイ 5位(中量級)
1985年 - インターハイ 5位(中量級)
1986年 - 新人体重別 優勝
1987年 - フランスジュニア国際 優勝
1987年 - 新人体重別 優勝
1988年 - 正力杯 3位
1989年 - 正力国際 2位
1989年 - 講道館杯 3位
1989年 - 環太平洋柔道選手権大会 優勝
1989年 - 正力杯 優勝
1989年 - 韓国国際 2位
1990年 - 正力国際 2位
1990年 - 講道館杯 3位
1990年 - 選抜体重別 2位
1990年 - 嘉納杯 3位
1991年 - 講道館杯 2位
1991年 - 選抜体重別 2位
1991年 - 環太平洋柔道選手権大会 優勝
1991年 - アジア選手権 3位
1992年 - フランス国際 5位
1992年 - ブルガリア国際 2位
1992年 - ドイツ国際 3位
1992年 - 講道館杯 2位
1992年 - 嘉納杯 2位
1993年 - 講道館杯 2位

(出典、JudoInside.com)

外部リンク

酒井英幸 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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