野田響

野田 響（のだ ひびき）

野田 響氏は、1998年6月7日に福岡県大牟田市で生まれた日本のプロラグビー選手です。現在、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに参戦しているNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に所属し、主にロック（LO）のポジションでプレーしています。力強いフィジカルと、グラウンド全体をカバーする運動量を兼ね備えた選手として知られています。

プロフィール

野田選手は、身長187センチメートル、体重110キログラムという、ロックとして理想的な、恵まれた体格を持っています。このサイズは、ラインアウトでの高い到達点や、スクラム、モールといったセットプレーにおいて、チームにとって重要な武器となります。また、ブレイクダウンでの激しいコンタクトや、ゲインラインでの突破にも貢献します。チームメイトやファンからは「のだ」や「ひびき」といった愛称で親しまれており、明るいキャラクターも魅力の一つです。

経歴

野田選手のラグビーキャリアは、生まれ故郷である福岡県で始まりました。高校は熊本県にある県立荒尾高等学校に進学し、そこでラグビー選手としての基礎を磨きました。高校卒業後の2017年には、大学ラグビー界で数々の実績を持つ名門、帝京大学へと進学します。帝京大学ラグビー部で過ごした4年間は、ハイレベルな環境の中でスキル、フィットネス、ラグビーIQを高めるための貴重な時間となりました。大学選手権での経験なども通じて、トップレベルで戦うための精神力と戦術理解を深めました。

大学を卒業した2021年春、野田選手はプロフェッショナルキャリアをスタートさせました。最初の所属チームは、当時のジャパンラグビートップリーグに参戦していたコカ・コーラレッドスパークスでした。しかし、同年7月という比較的短い期間を経て、同じく九州に拠点を置く宗像サニックスブルースへと移籍。異なるチーム環境でのプレー経験を積みました。

翌年の2022年には、現在の所属チームであるNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に加入しました。リーグワンという新たなフォーマットの下で、野田選手はレッドハリケーンズの一員としてプレーを開始。移籍後もコンスタントに試合に出場し、チームのフォワードパックを支える重要な存在として活躍しています。セットプレーにおける安定感はもちろん、オープンプレーでの貢献度も高く評価されています。

ポジション：ロック（LO）の役割

野田選手が主戦場とするロック（LO）は、ラグビーにおけるフォワード第2列のポジションです。このポジションには通常、チームで最も身長のある選手が配置され、ラインアウトでのボールキャッチや、リフト役として重要な役割を担います。また、スクラムにおいてはセカンドローとしてパック全体の推進力を生み出す要となります。加えて、密集地帯であるブレイクダウンでのボール争奪や、ラック、モールにおけるパワープレー、さらにはフィールド全体を走り回る運動量も求められます。野田選手の体格とプレースタイルは、まさにこうしたロックに求められる要素に適しており、彼の献身的なプレーはチームのパフォーマンス向上に不可欠です。

まとめ

福岡県大牟田市に生まれ、熊本県立荒尾高校、帝京大学で研鑽を積んだ野田響選手は、コカ・コーラレッドスパークス、宗像サニックスブルースでの経験を経て、現在はNTTドコモレッドハリケーンズ大阪のロックとして活躍しています。恵まれた体格と、これまでのキャリアで培った経験を活かし、チームの勝利に貢献し続けています。今後の更なる成長と活躍から目が離せません。

関連情報

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* 帝京大学ラグビー部：選手紹介ページに掲載されています。

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