金堂礼

金堂 礼（かなどう みち）は、1992年7月15日に日本の福岡県で生まれたラグビー選手です。主にフォワード第3列のナンバーエイト（No.8）としてプレーしました。

幼少期から学生時代

福岡県出身の金堂選手は、地元の筑紫高校でラグビーを始めました。高校時代にはチームの中心選手として活躍し、最終学年となる2010年にはチームの副将を務め、リーダーシップを発揮しました。

高校卒業後、金堂選手は神奈川県にある東海大学に進学しました。大学でもラグビーを続け、体育会ラグビーフットボール部に所属しました。大学時代も重要な選手として成長し、2014年にはチームの副将に就任しています。また、大学在学中にはU20日本代表候補に選出されるなど、若手有望選手として注目を集めました。東海大学ラグビー部で共に汗を流し、切磋琢磨した同級生には、井波健太郎選手、小原政佑選手、林大成選手、ダラス・タタナ選手らがいます。

プロキャリア

東海大学を卒業した2015年、金堂選手は当時のトップリーグ（現ジャパンラグビーリーグワン）に所属していた宗像サニックスブルースに加入し、プロ選手としてのキャリアを本格的にスタートさせました。加入初年度の2015年9月6日には、トップキュウシュウAリーグの開幕節となる新日鉄住金八幡戦に途中出場し、公式戦デビューを果たしました。

宗像サニックスブルースでは、フォワードの主要選手として活躍を続けました。特に、ジャパンラグビートップリーグとして開催された最後のシーズンである2021年シーズンには、出場したすべての公式戦で先発出場を果たし、チームにおける不可欠な存在であることを証明しました。そのシーズンにおける貢献度が高く評価され、チームのベストフォワードにも選出されています。

2021年シーズン終了後、金堂選手は所属チームを移籍する決断をしました。新たな所属先は、ジャパンラグビーリーグワンに参入した豊田自動織機シャトルズ愛知でした。同チームでプレーを続けましたが、2023年をもってチームを退団しています。

ポジションと特徴

金堂選手が主戦場としたナンバーエイトは、スクラムの最後尾に位置し、アタックではボールキャリアーとしてラインブレイクを狙ったり、ディフェンスでは的確なタックルで相手の攻撃を止めたりと、攻守にわたり非常に重要な役割を担うポジションです。金堂選手は、自身の身長180cm、体重98kgという体格を活かし、このポジションで培った経験とスキルでチームに貢献しました。

ニックネームは「ミチ」として、チームメイトやファンに親しまれました。福岡県出身のラガーマンとして、高校、大学、そしてプロと着実にキャリアを重ね、特に宗像サニックスブルース在籍時にはチームの主力として印象的な活躍を見せました。

もう一度検索