金容培

金容培（キム・ヨンベ）について

金容培（김용배、生誕：1923年4月21日）は、大韓民国の著名な軍人および実業家であり、特に第17代陸軍参謀総長としての経歴が評価されています。彼はその職務を通じて大将に昇進し、太極武功勲章など数々の栄誉を受けました。

初期の経歴

金は京城府で生まれ、京畿高等学校を1942年に卒業。その後、京城法学専門学校を1944年に修了しました。学徒出陣で日本陸軍に入隊し、少尉としてのキャリアをスタートさせました。そして1946年には軍事英語学校を卒業し、合計軍番10077番で少尉に任官されました。彼は、第1連隊で小隊長として勤務し、その後第7連隊や第13連隊で中領まで昇進しました。

朝鮮戦争とその後の昇進

金は1949年1月15日付で第1師団の参謀長に就任し、その後、9月には第8師団の第21連隊長に任命されました。1950年、朝鮮戦争が勃発すると、彼は多くの戦闘に参加し、特に釜山橋頭堡の戦いでは際立った勇敢さを発揮しました。1951年には、第7師団の副師団長として活躍し、その後、陸軍本部の作戦教育局要員に任命され、その後第7師団長に昇進しました。

1952年には、陸軍歩兵学校の副校長に抜擢され、同年5月には人事局長に任命されました。1953年2月には再度第7師団長として、前哨陣地争奪戦に挑みました。それから金は1954年にアメリカ陸軍指揮幕僚大学に留学し、1955年には陸軍本部人事局長に戻りました。

中将昇進と指導的役割

1961年には中将に任命され、陸軍士官学校の校長に就任。また、1962年には陸軍参謀次長、1963年には第2軍司令官として指導的な役割を果たしました。1965年には陸軍参謀総長に就任し、大将に昇進しました。彼はこの期間の韓国の安全保障と軍の強化に大きく貢献しました。

実業家としての活動

軍を退役した後の1966年には予備役となり、翌年から忠州肥料社の社長、さらに1968年には大韓重石鉱業社の社長としても活動しました。また1980年には国防部の政策諮問に関与しています。

叙勲と評価

金容培は、太極武功勲章を1953年に受賞したほか、乙支武功勲章、忠武武功勲章、花郎武功勲章、保国勲章統一章、さらには大統領表彰を受けています。彼の軍歴には、困難な状況下での指導力と決断力が試される場面が多々あり、特に江陵戦闘では大きな注目を集めました。

彼のキャリアの中で「尹泰鉉少領即決処分問題」も存在し、これに関する調査が2008年に行われ、尹の名誉が回復されるまでが影響を及ぼすこととなりました。

中古歴のある彼の業績は、韓国軍事史に大きな足跡を残しています。彼のリーダーシップと戦略的視野は、その後の韓国軍の発展に寄与し、今なお評価され続けています。

もう一度検索