金秀隆

金 秀隆

金 秀隆（きむ すりゅん、1998年1月16日生まれ）は、日本のプロラグビー選手です。現在はジャパンラグビーリーグワンに加盟する東芝ブレイブルーパス東京に所属しており、主にバックスの複数のポジションをこなせるユーティリティバックス（ユーティリティBK）としてチームに貢献しています。

プロフィールとプレースタイル

大阪府出身の金秀隆は、身長186cm、体重88kgというアスリートとして恵まれた体格を持っています。彼のポジションであるユーティリティBKは、センターやウイング、フルバックなど、バックスライン上の様々な役割を担うことができる汎用性の高さが求められます。この能力は、試合中の状況に応じてポジションを柔軟に変更したり、複数の役割をこなす現代ラグビーにおいて非常に重要です。

特技としてランニングを挙げており、これは彼のスピードや持久力が、ユーティリティBKとしてフィールドを広くカバーし、アタックやディフェンスに参加する上で大きな強みとなっていることを示唆しています。また、4人兄弟の三男であり、兄の秀昌氏もラグビー選手として活躍しているというラグビー一家に育ちました。

経歴

金秀隆がラグビーを始めたのは中学校時代からです。その後、ラグビーの名門として知られる大阪朝鮮高級学校に進学し、高校ラグビーで技術を磨きました。2016年に高校を卒業すると、朝鮮大学校に進学し、大学ラグビーの舞台でプレーを続けました。大学時代には、2019年度には朝鮮大学校ラグビー部の主将を務め、チームを牽引するリーダーシップを発揮しました。

大学卒業後の2020年、金秀隆はトップリーグに所属していたクボタスピアーズ（現在のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。加入翌年の2021年2月20日に行われたジャパンラグビートップリーグの宗像サニックスブルース戦では、先発出場を果たし、記念すべき公式戦デビューを飾りました。ルーキーシーズンとなった2020-21シーズンを通して印象的な活躍を見せ、その年のトップリーグ新人賞に、同じく活躍した竹山晃暉選手と共に選出される栄誉に輝きました。これは、彼がプロとしての最初のシーズンから高いレベルで通用するポテンシャルを持っていることを証明しました。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイで経験を積んだ後、2024年8月には東芝ブレイブルーパス東京への移籍が発表されました。新たなチームでの活躍が期待されています。

受賞歴

* 2020-21シーズン ジャパンラグビートップリーグ 新人賞

金秀隆は、その多才な能力と若さ溢れるプレーで、今後の日本ラグビー界での更なる飛躍が期待される選手の一人です。東芝ブレイブルーパス東京での新たな挑戦を通じて、どのように進化していくのか注目が集まります。

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