金華橋通り(きんかばしどおり)は、
岐阜県岐阜市に位置する重要な
道路で、JR
岐阜駅を起点として
金華橋を経由し、上土居へと至ります。この通りは、
岐阜市の中心部を南北に貫通する三大通りの一つであり、他には「
長良橋通り」や「
忠節橋通り」があります。特に官庁街としての役割が大きく、
岐阜市の行政機関が集まっています。
概要
この通りは、
岐阜駅北交差点から金町5交差点(
岐阜東西通りとの交差点)までの区間が
岐阜県道54号岐阜停車場線に指定され、金町5交差点から裁判所前交差点までが
岐阜県道151号岐阜羽島線、そして裁判所前交差点以北が
岐阜市道として整備されています。街の景観づくりには電線類の地中化が進められ、落ち着いた雰囲気のある風景が広がっています。通り沿いには
岐阜地方裁判所や
岐阜市役所、
岐阜中警察署、岐阜中消防署などの公共機関が立ち並び、訪れる人々にとっても便利な区域となっています。
沿革
金華橋通りの名前は
1988年の「ぎふ中部未来博」に際し、
岐阜市が訪問者にとってわかりやすい名称を選ぶためのキャンペーンを行った結果、決定されました。この企画により、通称として広く知られていた名前から、より公式な名前へと昇格しました。なお、JR
岐阜駅から
岐阜市民会館(
美江寺町)までの部分は、現在でも「平和通り」と呼ばれることが多く、地図上でもその表記が併記されています。また、地元では「金町通り」との別称も一般的で、この区間は戦前には軍用
道路「凱旋
道路」と呼ばれていたこともあります。
通りの交通混雑緩和のため、
1971年には全国で初めて「
リバーシブルレーン」規制が導入されました。この制度は、時間帯によって車線の使用方向を変えるもので、
2013年4月まで運用されていました。
沿線の主な建物
金華橋通りには多くの重要な公共施設が集まっています。代表的なものを以下に挙げます。
また、地域内には金神社や
美江寺(
美江寺観音)といった神社仏閣も点在しています。
別称と脚注
金華橋通りは別名として「平和通り」や「金町通り」とも呼ばれ、地元の人々に親しまれています。近年では、街の景観や公共施設の整備に注力し、訪れやすい環境作りが進められています。
この通りは
岐阜市において非常に重要な交通路であり、地元文化の中心としても役割を果たしていることから、今後の発展が期待されます。