長良橋通り

長良橋通りについて

長良橋通りは、岐阜県岐阜市の中心部を南北に結ぶ主要道路であり、国道157号と国道256号の一部を構成しています。起点はJR岐阜駅で、そこから長良橋を渡り、長良地区へと至ります。この通りは、岐阜市を代表する幹線道路の一つであり、「金華橋通り」「忠節橋通り」と並び、市民生活や都市交通において重要な役割を果たしています。

歴史

長良橋通りの名称は、1988年に岐阜市で開催された「ぎふ中部未来博」を契機に名付けられました。博覧会に先立ち、岐阜市は来訪者にとって分かりやすい街づくりを目指し、それまで通称で呼ばれていた道路に正式名称を付けることとしました。公募と選考の結果、現在の「長良橋通り」という名称が採用されました。同時に、「金華橋通り」や「忠節橋通り」も同様に命名されています。

しかし、現在でも岐阜市中心部の神田町を通る区間は、以前からの通称である「神田町通り」と呼ばれることが多く、「長良橋通り（神田町通り）」のように併記されることも少なくありません。

また、長良橋通りはかつて、路面電車が走っていた歴史を持っています。1988年までは、長良北町以南の道路中央に名鉄岐阜市内線が、1960年までは長良北町以北にも名鉄高富線が専用軌道で運行していました。これらの路面電車は、かつて市民の足として重要な役割を担っていましたが、現在はその姿を見ることはできません。

沿線情報

長良橋通り沿いには、多くの公共施設や名所が点在しています。代表的なものとしては、以下の施設があります。

名鉄岐阜駅：長良橋通りの起点となる駅で、鉄道交通の要衝です。
岐阜公園：広大な敷地を持つ公園で、四季折々の自然を楽しむことができます。
岐阜市歴史博物館：岐阜市の歴史や文化を学ぶことができる博物館です。
伊奈波神社：岐阜市を代表する神社の一つで、多くの参拝客が訪れます。
円徳寺：歴史ある寺院で、静寂な空間が広がります。

その他にも、岐阜放送、岐阜新聞本社、岐阜信用金庫本店、十六銀行本店など、岐阜市を代表する企業や施設が長良橋通り沿いに立地しています。

別名

長良橋通りは、区間によって異なる名称で呼ばれることもあります。

神田町通り：岐阜市中心部の神田町を通る区間で、現在もこの通称が広く使われています。
高富街道：長良橋以北で呼ばれることが多く、古くからの街道としての側面を今に残しています。

交差する通り

長良橋通りは、他の主要な道路と交差しており、市内交通の重要な結節点となっています。

加納中通り
岐阜東西通り
柳ヶ瀬通り
伊奈波通り

関連情報

長良橋通りは、以下の国道の一部を構成しています。

国道157号
* 国道256号

長良橋通りは、岐阜市の歴史と文化、そして市民生活を支える重要な道路です。この通りを訪れることで、岐阜市の魅力をより深く知ることができるでしょう。

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