鈴木智恵

鈴木 智恵（すずき ちえ）

多彩なキャリアを歩む気象・情報パーソナリティ

鈴木智恵氏は、東北地方を中心に活動するパーソナリティであり、気象予報士、そして防災士としての顔も持ち合わせています。岩手県盛岡市に生まれ、11月30日を誕生日としています。そのキャリアは多岐にわたり、現在は長野県を拠点としたメディア出演や、各地での講演活動を通じて、天気や防災に関する情報を分かりやすく伝え続けています。

キャリアの始まりとメディアでの経験

大学時代、宮城学院女子大学に在籍していた鈴木氏は、既に東北放送（TBC）でラジオレポーターとして活動を開始しており、メディアの世界に足を踏み入れています。卒業後は一度仙台市内の民間企業に勤めますが、その後、岩手県に戻りエフエム岩手に入社。ここではアナウンサーとして、実に11年もの長きにわたり、様々な番組の企画・制作・出演に携わりました。ラジオパーソナリティとしての基礎と経験を培った重要な時期と言えます。

気象予報士への転身と専門性の深化

エフエム岩手でのアナウンサー経験を経て、鈴木氏はキャリアの方向転換を図ります。日本気象協会やウェザーニューズといった気象情報会社で気象予報士としての活動を開始し、気象分野の専門知識を深めました。

この専門性を活かし、2006年にはNHK仙台放送局で気象キャスターを務めます。翌2007年には、かつて学生時代に縁のあった東北放送（TBC）に契約社員として入社。「私立TBC気象台」の予報士として、テレビやラジオ番組で気象解説を担当。多くの東北地方の視聴者・リスナーに天気予報を届けました。TBCでの活動は2010年5月31日まで続けられました。

現在の活動拠点と社会貢献

TBCを退社した後は、活動の舞台を長野県に移し、テレビ信州で気象キャスターを担当しています。主な担当番組は、『TSB news every.』の天気予報コーナーや、『ゆうがたGet!』（2020年4月より）などがあり、信州の視聴者に日々の気象情報を提供しています。

また、鈴木氏は気象予報士としての専門知識に加え、防災士の資格も取得しており、防災分野の啓発活動にも熱心です。NPO法人気象キャスターネットワークの正会員として、小・中学校などで子どもたちに天気や気象災害について教える「天気教室」を開催したり、市町村などで防災に関する講演を行ったりするなど、地域社会における防災意識の向上に貢献しています。

過去の主な担当番組

これまでのキャリアの中で、様々なメディアの番組に出演してきました。代表的なものをいくつか挙げます。

ロジャー大葉のラジオな気分（TBCラジオ）
ランチボックス-L（TBCラジオ）
ウィークエンド東北（NHK仙台放送局）
総力報道!THE NEWS TBC『ヤン坊マー坊天気予報』（TBCテレビ）

アナウンサー、気象予報士、防災士という多角的な視点を持つ鈴木智恵氏は、メディアでの情報発信に加え、学校や地域での直接的なコミュニケーションを通じて、天気や防災の大切さを伝え続ける存在として、今後もその活動が注目されています。

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