鈴鹿中央総合病院

鈴鹿中央総合病院は、三重県鈴鹿市に所在する、地域医療の中核を担う総合病院です。鈴鹿回生病院と共に鈴鹿市の二次救急医療を担っており、地域医療支援病院および災害拠点病院としての重要な役割を担っています。また、近隣にある鈴鹿サーキットの救急協力病院としての機能も有しています。

概要

当院は、地域住民の健康を支えるため、高度な医療を提供しています。救急医療においては、24時間体制で患者を受け入れ、迅速かつ適切な処置を行っています。災害時には、災害拠点病院として、被災者の救命・救護活動の中心的役割を担います。地域医療支援病院としては、地域の医療機関との連携を密にし、紹介患者の受け入れや医療技術の指導など、地域医療の質向上に貢献しています。また、地域における健康増進活動にも積極的に取り組んでおり、健診センター「オリーブ」では、各種検診や人間ドックを実施し、疾病の早期発見・早期治療に努めています。

沿革

当院の歴史は、1938年5月に保証責任河芸郡医療利用購買組合連合会中勢病院として開院したことに始まります。当初は一般病床30床でのスタートでしたが、地域の医療ニーズに応える形で徐々に規模を拡大してきました。1968年4月には高等看護学校（現在の三重県厚生連看護専門学校）を開校し、医療従事者の育成にも力を入れています。1993年5月には、鈴鹿中央総合病院として現在地に移転し、一般病床477床、精神病床3床、伝染病床20床、合計500床を有する大規模病院となりました。

その後も、臨床研修指定病院の許可認定（1995年4月）、三重県災害拠点病院の指定（1997年1月）、リハビリテーション施設および人工透析設備の拡張（1997年4月）、在宅介護支援センターの開設（1995年4月）、訪問看護ステーションの開設（1998年4月）など、地域のニーズに合わせた医療サービスの拡充を続けています。2004年4月には、地域医療支援病院として承認され、2010年4月にはがん診療連携拠点病院に指定されました。2013年1月には、電子カルテを導入し、業務の効率化と医療の質の向上を図っています。病床数は、社会情勢や医療ニーズの変化に対応して調整が行われ、現在の病床数は一般病床460床となっています。

診療科等

当院では、内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、精神科、放射線科、麻酔科など、幅広い診療科を設けています。各診療科では、専門医が最新の医療機器を駆使し、高度な医療を提供しています。外来の受付時間は、平日の午前8時30分から午前11時30分までとなっており、土曜・日曜・年末年始は休診となります。

医療機関の指定等

当院は、地域医療支援病院、災害拠点病院、がん診療連携拠点病院として、国や県から指定を受けており、地域医療における重要な役割を担っています。これらの指定を受けることで、高度な医療を提供するとともに、地域の医療機関との連携を強化し、患者様にとってより質の高い医療を提供することを目指しています。

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、伊勢鉄道伊勢線玉垣駅から徒歩約25分です。また、近鉄名古屋線白子駅、近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅、近鉄鈴鹿線平田町駅からは、三重交通バス鈴鹿中央病院行きのバスを利用し、「鈴鹿中央病院」バス停下車すぐです。

出典

本記事の内容は、鈴鹿中央総合病院の公式サイトおよび関連情報を基に作成しました。

外部リンク

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