銀の狼

銀の狼

『銀の狼』は、宝塚歌劇団で上演された正塚晴彦作・演出による演目です。1991年に月組で涼風真世主演により初演され、2005年には雪組で朝海ひかる主演で全国ツアー公演として再演されました。

上演記録

1991年月組公演

期間: 1991年9月20日 - 10月29日（新人公演：10月8日）
劇場: 宝塚大劇場
同時上演: 『ブレイク・ザ・ボーダー!』（作・演出：石田昌也）
東京宝塚劇場での公演はありませんでした。

2005年雪組全国ツアー公演

期間: 2005年11月5日 - 11月30日
同時上演: 『ワンダーランド』（作・演出：石田昌也）
公演日程:
11月5日・6日: 梅田芸術劇場（大阪市）
11月8日・9日: イズミティ21（宮城県）
11月11日・12日: 神奈川県民ホール
11月13日: 市川市文化会館（千葉県）
11月15日: オーバードホール（富山市芸術文化ホール）
11月17日: フェニックス・プラザ（福井県）
11月19日・20日: 名古屋市民会館
11月22日: 四日市市文化会館（三重県）
11月23日: 三重県文化会館
11月25日: 福岡サンパレス
11月26日・27日: 九州厚生年金会館（北九州市）
11月29日: 西条市総合文化会館（愛媛県）
11月30日: 松山市民会館

概要

19世紀のヨーロッパを舞台に、記憶を失い殺し屋となった元外科医シルバ（本名ミシェル・ラブロー）を中心に物語が展開します。事件の真相を知る薄幸の女性ミレイユ、シルバを殺し屋にしたレイ、そしてミレイユの夫で国家転覆を企む国務大臣ジャンルイ。この4人の愛、友情、野心が複雑に絡み合うサスペンス作品です。

宝塚歌劇団の作品としては珍しく、サスペンス要素が強く、男女の恋愛を主軸とした作品が多い中、異彩を放っています。

スタッフ（1991年）

作・演出: 正塚晴彦
作曲・編曲: 吉崎憲治、高橋城
音楽指揮: 野村陽児
振付: 尚すみれ
装置: 大橋泰弘
衣装: 任田幾英
照明: 勝柴次朗
効果: 三尾典正
音響監督: 松永浩志
演出補: 小池修一郎
演出助手: 木村信司
舞台進行: 川口俊一
制作: 佐分孝

主な登場人物

シルバ（ミシェル・ラブロー）: 記憶を失い殺し屋となった元外科医。
ミレイユ・デュロック: 欧州の国の大統領の娘。
レイ: 殺し屋。シルバを殺し屋に育てた。
ジャンルイ・デュロック: ミレイユの夫で、国の国務大臣。
トランティニアン: 刑事。
ジャンヌ: 新聞記者。トランティニアンと共に事件を追う。
シモーヌ: シルバが居候する店の踊り子。
バロー: ミレイユの父。大統領。
ピエール: 農夫。バローに似ている。
ソフィ: シルバが居候する店の主。
ポトス: バロー、ジャンルイの政敵。
バチスタ: レイの仲間。

主な配役

（配役については、詳細な情報が提供されていないため、割愛します。）

漫画化

宝塚歌劇団のファンである漫画家、さいとうちほによって漫画化されました。

単行本: 2000年6月26日発売、小学館、フラワーコミックス スペシャル、ISBN 4-09-133803-8
文庫本: 2005年1月15日発売、小学館、小学館コミック文庫、ISBN 4-09-191649-X

脚注

（脚注については、元の文章に具体的な情報が含まれていないため、割愛します。）

参考文献

橋本雅夫 著、北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。

外部リンク

* 2005年雪組公式ページ（宝塚歌劇公式）

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