鍛冶宏美

鍛冶宏美

鍛冶宏美（かじ ひろみ、1980年3月25日 - 2017年6月18日）は、石川県鶴来町（現白山市）出身の日本の柔道家です。52kg級の選手として活躍し、身長は158cm。大内刈や寝技を得意としていました。

経歴

柔道家としての道を歩み始めたのは、鶴来坂田道場。ここでは、66kg級で世界チャンピオンとなった森下純平や、元73kg級世界2位の金丸雄介、グランドスラム・東京で優勝した宮川拓美といった、そうそうたるメンバーと共に鍛錬を積みました。

白山市立北辰中学校から津幡高校に進学すると、1年生の時に全国高校選手権56kg級で優勝。その才能を早くから開花させました。2年生の時には、世界ジュニア代表選考会でも優勝を果たし、世界ジュニアに出場。結果は3位でしたが、着実に実績を重ねていきました。その後も全国高校選手権で2連覇を達成し、高校柔道界でその名を轟かせました。

筑波大学に進学後も、鍛冶の勢いは止まりません。1年生の時には、優勝大会で2位。2年生の時には、優勝大会で優勝を飾りました。全日本ジュニアの57kg級では3位に入賞。3年生になると、階級を52kg級に下げ、正力杯で優勝。さらに、世界学生でも優勝を果たしました。4年生の時には、正力杯で2位となったものの、優勝大会では2年ぶりに優勝を成し遂げました。

大学卒業後の2002年には、ミキハウスに所属。全国女子体重別で3位に入賞しました。2003年からは2年連続で実業個人選手権と講道館杯でそれぞれ3位に入賞するなど、社会人になってもその実力を発揮し続けました。

しかし、2017年6月18日、脳腫瘍のため37歳という若さで死去。早すぎる死が惜しまれました。

主な戦績

56kg級での戦績

1996年 - 全国高校選手権 優勝
1996年 - フランスジュニア国際 3位
1996年 - 世界ジュニア 3位
1997年 - 全国高校選手権 優勝
1997年 - ドイツジュニア国際 2位

57kg級での戦績

1998年 - ドイツジュニア国際 優勝
1998年 - 優勝大会 2位
1999年 - イギリス国際 優勝
1999年 - 全日本ジュニア 3位
1999年 - 優勝大会 優勝
2000年 - 優勝大会 3位

52kg級での戦績

2000年 - 正力杯 優勝
2000年 - 世界学生 優勝
2001年 - 正力杯 2位
2001年 - 優勝大会 優勝
2002年 - 全国女子体重別 3位
2003年 - 実業個人選手権 3位
2003年 - 講道館杯 3位
2003年 - 韓国国際 3位
2004年 - 実業個人選手権 3位
2004年 - 講道館杯 3位

(出典、JudoInside.com)

外部リンク

鍛冶宏美 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

もう一度検索