宮川拓美

宮川拓美

宮川拓美（みやかわ たくみ）は、日本の柔道選手。52kg級で活躍し、身長は158cm。血液型はA型。左組みを基本とし、内股、大外刈、寝技を得意とする。段位は弐段。

人物

2人の姉の影響で、小学校2年生の時に鶴来坂田道場で柔道を始める。道場では、後に66kg級で世界チャンピオンとなる森下純平や、元73kg級世界2位の金丸雄介らと切磋琢磨した。

中学校3年生の時には、全国中学校柔道大会52kg級で優勝を飾る。

小松大谷高校に進学後、1年生で世界カデ52kg級3位入賞を果たす。高校選手権では、決勝で宮崎商業高校の黒木美晴に内股で一本勝ちし優勝。2年生のインターハイでは、桐蔭学園高校の山本杏に一本背負投で勝利し優勝した。3年生の時には、インターハイと全日本ジュニアで志々目愛に敗れ3位に終わるも、世界ジュニア代表に選出される。世界ジュニアでは、初戦を技ありで勝利した以外は全て一本勝ちで優勝を飾った。

世界ジュニアから帰国後、間を置かずに出場した講道館杯では、疲労と時差ぼけの影響がある中で3位入賞を果たす。同年12月のグランドスラム東京では、初戦から一本勝ちを重ね、準決勝でキューバのヤネト・ベルモイに小外刈、決勝でフランスのプリシラ・ネトに横四方固でそれぞれ一本勝ちし、17歳にしてオール一本勝ちで優勝を果たした。

高校時代は、日曜日の午後に休みを取る以外は柔道に打ち込む日々を送る。27キロの距離を走る強歩大会では、男子選手に次いで2位となるほどの脚力を持つ（女子では二年連続1位）。

実業団

2012年に高校卒業後、コマツ女子柔道部に入部。グランドスラム東京では、準決勝で会社の先輩である橋本優貴に横四方固で敗れて3位となり、2連覇を逃す。2013年には、グランドスラム・パリとワールドマスターズで3位入賞、全日本実業柔道個人選手権大会と東アジア大会では優勝を飾る。

2014年にコマツを退職し、鶴来坂田道場に所属。講道館杯では初戦で敗退する。

2017年には、北陸綜合警備保障に所属し全日本実業柔道個人選手権大会に出場。決勝では、かつてコマツで先輩だった橋本を袈裟固で破り、4年ぶり2度目の優勝を果たす。その際、「講道館杯で優勝して世界の舞台へ進みたい。寝技には自信があります」とコメント。講道館杯では準決勝で立川莉奈に技ありで敗れ3位だった。

2018年のヨーロッパオープン・ローマでは、オール一本勝ちで約4年半ぶりの国際大会優勝を飾る。続く体重別選手権には膝の怪我のため出場しなかった。

戦績

2005年 - 全国小学生学年別柔道大会45kg級 5位
(これ以降は全て52kg級での成績)
2008年 - 全国中学校柔道大会 優勝
2009年 - ドイツテューリンゲン国際 優勝
2009年 - 世界カデ 3位
2010年 - 高校選手権 優勝
2010年 - ロシアジュニア国際 3位
2010年 - インターハイ 優勝
2010年 - プロヴァンスジュニア国際 優勝
2011年 - ベルギー国際 3位
2011年 - フランスジュニア国際 優勝
2011年 - 韓国ジュニア国際 優勝
2011年 - インターハイ 3位
2011年 - 全日本ジュニア 3位
2011年 - 世界ジュニア 優勝
2011年 - 講道館杯 3位
2011年 - グランドスラム・東京 優勝
2012年 - 体重別 3位
2012年 - 全日本ジュニア 2位
2012年 - 講道館杯 3位
2012年 - グランドスラム・東京 3位
2013年 - グランドスラム・パリ 3位
2013年 - アジア選手権 優勝
2013年 - ワールドマスターズ 3位
2013年 - 全日本実業柔道個人選手権大会 優勝
2013年 - 東アジア大会 優勝
2017年 - 実業個人選手権 優勝
2017年 - 講道館杯 3位
2018年 - ヨーロッパオープン・ローマ 優勝

(出典: JudoInside.com)

外部リンク

宮川拓美 - JudoInside.com (英語)
* 宮川拓美 - 国際柔道連盟 (英語)

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