鍛冶町 (千代田区)

鍛冶町・神田鍛冶町：千代田区の商業拠点

鍛冶町（かじちょう）は東京都千代田区に位置し、住居表示実施済みの鍛冶町一丁目と二丁目からなります。本項では、起源を同じくする隣接する神田鍛冶町（かんだかじちょう）についても解説します。神田鍛冶町は現在、三丁目のみが存在しています。

概要

鍛冶町・神田鍛冶町は千代田区の北東部に位置し、神田須田町、神田東松下町、神田富山町、日本橋室町などの地域と隣接しています。神田鍛冶町は近世以来の町名であり、関東大震災後の区画整理を経て、1933年に周辺の町を編入し、神田鍛冶町一・二・三丁目に再編されました。1974年には一・二丁目が「鍛冶町」となり、三丁目は現在も「神田鍛冶町」を名乗っています。

この地域は神田駅に近く、オフィスビルや商店が多く見られる商業地域として賑わっています。

治安対策

2012年、東京都は鍛冶町一丁目、二丁目、神田鍛冶町三丁目を都迷惑防止条例に基づき、客引きやスカウト行為を禁止する区域に指定しました。2019年には暴力団排除特別強化地域に指定され、暴力団と飲食店等との間でのみかじめ料のやり取りや便宜供与が禁止され、違反者には罰則が科せられます。

地域内の詳細

鍛冶町一丁目

地域の南東部に位置し、JR中央線の東側、神田金物通りより南のエリアです。神田駅に近く、多くのビルや商店が立ち並んでいます。

鍛冶町二丁目

地域の北東部に位置し、JR中央線の東側、神田金物通りより北のエリアです。神田駅前にあたり、ビルや商店が密集しています。JR線の神田駅もこの地域にあります。ガード下には飲食店や居酒屋が集まっています。

神田鍛冶町三丁目

地域の北西部に位置し、JR中央線の西側、神田警察署通りより北のエリアです。神田駅前に位置し、ビルや商店が多く見られます。地下には東京メトロ銀座線神田駅のホームがあります。

世帯数と人口

2017年12月1日現在のデータでは、以下のようになっています。

鍛冶町：世帯数（データなし）、人口（データなし）
神田鍛冶町：世帯数（データなし）、人口（データなし）

小・中学校の学区

千代田区立小・中学校に通う場合、学区は定められています。千代田区の中学校では学校選択制度が導入されており、区内全域から学校を選択できます。

交通

地域内を南北に中央通りが、東西に神田金物通りが通っています。神田金物通りは鍛冶町一丁目と二丁目の境界となっています。東西には神田警察通り・神田平成通りも通っています。JR中央線・山手線・京浜東北線などの線路が地域内を通っており、JR神田駅が利用可能です。また、地下鉄銀座線の神田駅も利用されています。

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