長内敬

長内敬について

長内敬（おさない たかし）は、1948年3月8日生まれの日本の外交官です。青森県藤崎町出身で、1966年に青森県立弘前高等学校を卒業後、1974年に一橋大学社会学部を卒業しました。1976年に外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外務省入省とソ連・ロシア勤務

長内氏は、外務省入省後、ソヴィエト連邦での勤務を希望し、ロシア語研修を受けました。1988年には国際連合日本政府代表部一等書記官、1990年には在ソヴィエト連邦日本大使館一等書記官として勤務しました。ソ連崩壊後の1992年には、在ロシア日本国大使館一等書記官、1993年には参事官として、ロシアとの外交関係に深く関わりました。

多様な役職を歴任

1993年には欧州復興開発銀行日本理事代理、1997年には大蔵省関税局調査保税課長を務めるなど、幅広い分野で活躍しました。1999年には外務省大臣官房通信課長、2001年には外務省大臣官房外務参事官兼総合外交政策局（軍備管理・科学担当）、2002年には在ロシア日本国大使館公使として、その専門性と経験を活かしました。

初代駐ラトビア特命全権大使

2004年8月にはハバロフスク総領事に就任。2007年には一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻客員教授、財団法人日本国際問題研究所主幹兼主任研究員として、教育・研究分野にも貢献しました。2009年1月1日、在ラトビア兼勤駐在官事務所が大使館に昇格したことに伴い、同年1月16日に兼轄ではない常駐としての初代駐ラトビア特命全権大使に就任しました。ラトビアのイヴァルス・ゴドマニス首相が初来日した際には、歓迎懇親会にも参加しています。2012年に退任するまで、ラトビアとの友好関係強化に尽力しました。

同期入省者

長内氏の同期には、齋木昭隆（元外務事務次官）、鶴岡公二（元内閣官房審議官）、兒玉和夫（元OECD大使）、木寺昌人（元駐中国大使）など、多数の著名な外交官がいます。

外部リンク

* staff_osanai-200901 - PukiWiki （日本国際問題研究所ホームページ内）

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