長森南インターチェンジ

長森南インターチェンジ

概要

岐阜県岐阜市芋島に位置する長森南インターチェンジ（ながもりみなみインターチェンジ）は、東海地方を東西に結ぶ主要幹線道路である国道21号のバイパス区間、通称「那加バイパス」に設けられた交通結節点の一つです。このインターチェンジは、岐阜県道77号岐阜環状線や岐阜市内の市道と接続しており、周辺地域からの国道21号へのアクセス、および国道21号からの周辺地域へのアクセスを担っています。

特徴

長森南インターチェンジは、「ハーフインターチェンジ」と呼ばれる構造形式を採用しています。これは、一般的に全ての方向への流出入が可能なフルインターチェンジとは異なり、特定の方向への交通のみを処理する形式です。長森南インターチェンジにおいては、交通の流れが以下の方向のみに限定されています。

国道21号線を西方向（名古屋方面）へ走行する車両が、当インターチェンジを利用して国道から流出すること。
接続する岐阜県道77号線や市道から、国道21号線を東方向（美濃加茂方面）へ向かう車両が、当インターチェンジを利用して国道へ流入すること。

したがって、国道21号線を東方向へ走行する車両は当インターチェンジから流出することができず、また、接続道路から国道21号線を西方向へ向かう車両は当インターチェンジを利用して流入することができません。

沿革

このインターチェンジが整備される以前、那加バイパスはこの地点で平面交差しており、「東中島交差点」として運用されていました。その後、国道21号全体の交通渋滞緩和と利便性向上を目指し、特に岐阜市から各務原市にかけての区間における立体化事業が進められます。その一環として、岐大バイパスと那加バイパスを高架で接続する「三宅立体」の建設が行われました。

2000年（平成12年）には、三宅立体の一部区間が暫定的に供用を開始しました。この段階では、バイパス本線と側道への分岐などが形成され、インターチェンジ機能の原型が生まれました。そして、三宅立体が全面的な4車線での供用を開始した2002年（平成14年）に、この長森南インターチェンジが正式に開設され、現在のようなハーフインターチェンジとしての運用が始まりました。

役割

長森南インターチェンジは、接続する県道などを経由して、特に各務原市川島地区（旧羽島郡川島町域）方面へのアクセスを担う重要なインターチェンジとして機能しています。このため、インターチェンジの案内標識には、川島地区にある岐阜県営都市公園「河川環境楽園」の表示も併記されており、行楽地へのアクセスポイントとしての役割も果たしています。

周辺

東海北陸自動車道 岐阜各務原インターチェンジ
名鉄各務原線 手力駅
名鉄各務原線 高田橋駅
手力雄神社

関連項目

日本のインターチェンジ一覧

位置情報

北緯35度23分07秒 東経136度48分35秒

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