長篠城駅

長篠城駅について

長篠城駅は、愛知県新城市長篠字森下に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。豊橋駅と辰野駅を結ぶ飯田線の中間駅の一つで、新城市の長篠地区にあります。駅名は、近くにある長篠城にちなんで名付けられました。

歴史

長篠城駅は、1924年（大正13年）4月1日に鳳来寺鉄道の「長篠古城址駅」として開業しました。鳳来寺鉄道は、現在のJR飯田線中南部に当たる区間を運営していた私鉄です。1943年8月に鳳来寺鉄道が国有化され、国鉄飯田線の一部となると同時に、「長篠城駅」に改称されました。

1971年（昭和46年）には貨物営業を廃止し、旅客駅となりました。1987年4月には国鉄分割民営化に伴い、JR東海に承継されました。駅舎は1997年（平成9年）に改築され、現在は城の櫓を模したデザインとなっています。2025年春には、ICカード「TOICA」の利用が可能になる予定です。

年表

1924年（大正13年）4月1日：鳳来寺鉄道の長篠古城址駅として開業。
1943年（昭和18年）8月1日：国有化により国鉄飯田線の駅となり、同時に長篠城駅に改称。
1962年（昭和37年）6月20日：車扱貨物の取り扱いを廃止。
1971年（昭和46年）12月1日：小口扱貨物の取り扱いを廃止し、貨物取り扱いを全面廃止。同時に無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海が継承。
1997年（平成9年）12月24日：駅舎改築。
2025年（令和7年）春：ICカード「TOICA」の利用が可能となる予定。

駅構造

長篠城駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。ホームは片側のみに線路が接しており、上下列車とも同じホームを使用します。かつては反対側にもう1面ホームがありましたが、現在は線路が撤去されています。駅舎は城の櫓を模したデザインで、1971年以降は無人駅となっています。豊川駅が管理駅として、長篠城駅を管理しています。

停車列車

長篠城駅には、豊橋方面（上り）と飯田方面（下り）の両方向へ、1時間に1本程度の普通列車が停車します。ラッシュ時には最大2本運行されることがあります。特急「伊那路」や上りの快速列車は通過します。

駅周辺

駅の周辺には、長篠の戦いの舞台となった長篠城址があります。また、国道151号や国道257号が近くを通っています。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海） 飯田線

■快速：通過
■普通：鳥居駅 - 長篠城駅 - 本長篠駅

脚注

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