長谷川忠男

長谷川忠男：地方政治に情熱を注いだ政治家の生涯

長谷川忠男（はせがわ ただお）は、1944年8月31日に生まれ、2020年12月20日に没した日本の政治家です。彼は山口県議会議員（柳井市選挙区選出）を5期務め、その間、山口県議会副議長や自由民主党山口県連幹事長などの要職を歴任し、地域政治に深く貢献しました。

学歴と初期の経歴

長谷川忠男は、山口県桜ヶ丘高等学校を卒業後、明治大学に進学しました。大学卒業後は、藤和不動産に勤務し、その後、政界へと身を投じます。参議院議員の大松博文、衆議院議員の佐藤栄作、佐藤信二の秘書を歴任し、政治家としての基礎を築きました。

柳井市議会議員から山口県議会議員へ

長谷川忠男は、柳井市議会議員を3期務めた後、1987年に山口県議会議員選挙に出馬し、初当選を果たしました。その後、5期にわたり県議会議員を務め、文教警察委員長、議会運営委員長、副議長などの要職を歴任しました。2003年と2007年の県議選では自民党公認でそれぞれ4選、5選を果たしています。

柳井市長選への挑戦と挫折

長谷川忠男は、1993年と2009年の二度にわたり柳井市長選挙に挑戦しましたが、いずれも落選しました。市議選や県議選では安定した強さを見せていたものの、市長の座を掴むことはできませんでした。

選挙にまつわるエピソード

長谷川忠男の選挙戦には、数々のエピソードがあります。県議選初陣で破った山本眞太郎の息子である山本繁太郎の選挙で、選対本部長を務めたことなどが挙げられます。

著書

長谷川忠男は、政治家としての経験や自身の考えをまとめた著書も出版しています。

『忍従の沖縄と大和人』（近代文芸社、1997年）
『ありがたき、命担保の一万票』（文芸社、2006年）
『敗軍の将　兵を語る』（文芸社、2010年）

関連人物

長谷川忠男は、多くの人物と関わりがありました。

藤井正彦（桜ケ丘高校同級生、元佐藤信二秘書、元新南陽市長）
大田良充（桜ケ丘高校同級生、元熊毛町長）
河村五良（長谷川忠男後援会長河村三良の弟、元山口県議会議長＝下松市選出）

長谷川忠男は、地方政治に情熱を注ぎ、地域社会の発展に貢献した政治家でした。彼の足跡は、山口県の政治史に深く刻まれています。

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