長野市消防局

長野市消防局について

長野市消防局は、長野県長野市に拠点を置く消防機関です。長野市をはじめ、上水内郡の信濃町、飯綱町、小川村を管轄しており、これらの地域では長野市に消防事務を委託しています。県内初の高度救助隊を設置している点が特徴で、多様な災害に対応できる体制を整えています。

概要

消防局本部は長野市に位置し、管轄面積は1,117.22平方キロメートル、職員定員は472人です。消防署は6ヶ所、分署は13ヶ所設置されており、広範囲をカバーしています。

主力機械

2024年6月4日現在、以下の消防車両が配備されています。

消防ポンプ車：23台
多機能ポンプ工作車：1台
タンク車：3台
タンク工作車：3台
積載工作車：1台
はしご車：2台（35m車と15m車）
屈折はしご車：1台（25m車）
化学車：1台
救助工作車：2台（高度救助隊運用を含む）
水難救助工作車：1台
特殊作業車：1台
10トン水槽車：2台
燃料補給車：1台
人員輸送車：1台
資機材搬送車：1台
指揮隊車：7台
支援車：1台
無線中継車：1台
風水害対策車：1台
水防車：1台
その他の消防車：1台
高規格救急車：25台（予備車5台を含む）
査察広報車・調査車：20台
連絡車・その他：11台

合計113台の車両を保有しています。

沿革

長野市消防局は、その歴史の中で組織の拡大と変遷を遂げてきました。以下に主な沿革を記します。

1948年9月：長野市消防部本部を設置。
1949年7月：第二分所（緑町）を設置。
1949年8月：長野消防署と第一分所（若松町）、第三分所（旧カネボウ跡地）を発足。
1950年8月：第三分所（若里）を新築移転。
1951年5月：第四分所（吉田）を設置。
1958年11月：分所を分署に変更し、柳原分署（小島）を設置。
1961年11月：長野市消防本部・長野消防署（鶴賀）を新築移転。長野消防署を長野市消防署に改称。
1966年10月：若松町分署が桜枝町分署に改称し新築移転。篠ノ井消防署を設置。
1971年3月：篠ノ井消防署氷鉋分署を設置。
1971年11月：長野市消防署若穂分署を設置。
1972年4月：長野市消防局に改組。長野市消防署を中央消防署、篠ノ井消防署を南消防署に改称。
1978年5月：中央消防署安茂里分署・西部分署を設置。
1985年11月：中央消防署吉田分署を廃止し、中央消防署北部分署を設置。
1986年4月：中央消防署に若里分署が統合。
1991年4月：南消防署塩崎分署を設置。
1992年4月：南消防署を篠ノ井消防署に、中央消防署松代分署を松代消防署に改称。
1995年4月：更級郡・上水内郡10町村から常備消防事務の委託を受け、鳥居川消防署・新町消防署を設置。
1996年3月：鳥居川消防署信濃町分署を設置
1997年1月：中央消防署飯綱分署を設置
1997年2月：新町消防署鬼無里分署を設置
2001年2月：中央消防署桜枝町分署を廃し、西長野分署を設置
2008年3月：中央消防署に高度救助隊を設置。
2011年11月：篠ノ井消防署氷鉋分署を廃止し、更北分署を設置。
2012年11月：中央消防署東部分署を設置。
2017年5月：中央消防署が旭町に新築移転。鶴賀消防署を開署。
2022年5月：鶴賀消防署豊野分署を設置、新町消防署小川出張所を小川分署に名称変更。
2024年4月：鶴賀消防署の救急隊が増隊し、2隊体制となる。

災害派遣

長野市消防局は、過去に新潟・福島豪雨災害、福井豪雨災害、新潟県中越地震、東日本大震災などの大規模災害に対し、緊急消防援助隊を派遣し、被災地の救助活動に貢献しています。

組織

消防局は以下の組織で構成されています。

本部：総務課、予防課、警防課、通信指令課
消防署：指揮隊、消防隊、特別消火隊、高度救助隊、特別救助隊、救助隊、救急隊、消防救急隊

関連項目

長野市役所
119番
#7119番（救急安心センター）

外部リンク

* 長野市消防局

長野市消防局は、地域住民の安全を守るため、高度な技術と豊富な経験を活かし、日々活動を続けています。

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