長野県道15号飯島飯田線

長野県道15号飯島飯田線について

長野県道15号飯島飯田線は、長野県上伊那郡飯島町から飯田市に至る主要地方道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。起点は飯島町与田切の国道153号交差点で、そこから中央自動車道とJR飯田線に挟まれた河岸段丘を南下し、飯田市の国道151号交差点に至ります。

概要

この道路は、古くからの三州街道（伊那街道）の一部であり、かつては国道153号としても利用されていました。飯島町内では、旧国道153号のルートをそのまま辿っており、日影坂と呼ばれる坂を越えて段丘の上に出ると、伊那中部広域農道と接続する柏木交差点があります。

下伊那郡側の松川町以南では、道幅が狭くセンターラインがない箇所も存在するため、並行して整備されている伊那南部広域農道がバイパスとしての役割を果たしています。特に、飯島町から松川町へ向かう場合、松川町に入ってすぐの交差点で広域農道へ誘導されるような構造になっているのが特徴です。

また、終点付近には、吾妻町ロータリーと東和町交差点という2箇所のラウンドアバウトがあります。これらのラウンドアバウトは、交通の円滑化と安全性の向上に貢献しています。

路線データ

• - 起点: 上伊那郡飯島町字与田切1番の1地先（与田切交差点、国道153号交点）
• - 終点: 飯田市育良町2丁目1番の1地先（飯田インター東交差点、国道153号交点）
• - 重要な経過地: 下伊那郡高森町
• - 実延長: 26.0872 km
• - 道路法第7条第1項該当号: 4号

歴史

• - 1959年（昭和34年）8月1日：長野県が一般県道飯島飯田線の路線を認定。
• - 1973年（昭和48年）7月23日：一般県道216号飯島飯田線となる。
• - 1993年（平成5年）5月11日：建設省（現・国土交通省）により、主要地方道に指定される。
• - 1994年（平成6年）4月1日：長野県道216号飯島飯田線から長野県道15号飯島飯田線へ変更。

※長野県道15号は、かつて茅野佐久町線で使用されていましたが、国道299号に昇格したため欠番となっていました。その後の路線再編により、現在の飯島飯田線が15号となりました。

路線状況

沿線には、道の駅「花の里いいじま」があります。この道の駅は、地元の特産品や休憩施設を提供し、ドライバーや観光客に利用されています。

地理

通過する自治体

• - 上伊那郡

- 飯島町

• - 下伊那郡

- 松川町
- 高森町

• - 飯田市

交差する道路

• - 国道153号（起点）
• - 長野県道219号七久保停車場線、長野県道220号千人塚公園線
• - 長野県道223号上片桐停車場線
• - 中央自動車道 松川インターチェンジ、長野県道59号松川インター大鹿線
• - 長野県道428号山吹停車場線
• - 長野県道227号市田停車場上市田線
• - 長野県道229号市場桜町線
• - 国道151号、長野県道8号飯田南木曽線、長野県道21号飯田停車場線
• - 国道153号、長野県道444号駄科大瀬木線（終点）

沿線にある主な施設

• - 千人塚公園
• - JR飯田線（七久保駅、高遠原駅、桜町駅、飯田駅）
• - 中央自動車道
• - 松川バスストップ、高森バスストップ

まとめ

長野県道15号飯島飯田線は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にも利用される重要な道路です。歴史的な背景を持ち、多くの人々に利用されています。沿線には道の駅や公園、駅など様々な施設があり、ドライブや観光の際には立ち寄ってみるのも良いでしょう。この道路は、地域の発展に大きく貢献しています。

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