長野県道18号伊那生田飯田線とは？意味をやさしく解説

長野県道18号伊那生田飯田線

長野県道18号伊那生田飯田線は、長野県伊那市を起点とし、駒ヶ根市を経由して飯田市に至る主要地方道です。この路線は、伊那谷の東側を南北に縦断する幹線道路であり、地域住民にとって重要な生活道路となっています。

概要

この道路は、伊那市中央の国道361号との交差点を起点とし、天竜川の東側を南下します。駒ヶ根市を通過した後、飯田市中央通り3丁目で長野県道8号飯田南木曽線と交わり終点となります。路線の大部分は天竜川の東側を通りますが、下伊那郡松川町では天竜橋を渡り一時的に西側を通過、その後、宮ヶ瀬橋で再び東側に戻り、飯田市内で再度西側を通るという特徴的なルートを辿ります。

この路線は、起点で接続する長野県道19号伊那辰野停車場線と共に、伊那谷における天竜川東側の幹線道路として、「竜東線」とも呼ばれています。

路線データ

路線認定
起点：伊那市伊那部
終点：飯田市中央通り
重要な経過地：駒ヶ根市、上伊那郡南向村（現中川村）、下伊那郡生田村（現松川町）、下伊那郡松尾村（現飯田市）
道路の区域
起点：伊那市中央4678番の1地先（中央区交差点、国道361号・長野県道19号伊那辰野停車場線交点）
終点：飯田市中央通り3丁目44番地先（中央通り三・四丁目交差点、国道151号上、長野県道8号飯田南木曽線・長野県道15号飯島飯田線・長野県道21号飯田停車場線交点）
実延長：49.8380 km
道路法第7条第1項該当号：1号

歴史

1955年（昭和30年）2月3日：長野県道伊那生田飯田線として認定
1964年（昭和39年）12月28日：主要地方道伊那生田飯田線に指定
1993年（平成5年）5月11日：建設省により主要地方道に再指定
2008年（平成20年）3月23日：駒ヶ根市 - 飯島町間の吉瀬〜中平工区の一部（0.8km）が開通
2014年（平成26年）11月29日：飯島町の田切工区の一部（1.0km）が開通
2021年（令和3年）12月19日：宮ヶ瀬橋の新橋を含むバイパスの一部（0.8km）が開通
2022年（令和4年）3月22日：バイパスの一部（0.3km）が開通

路線状況

バイパス

駒ヶ根市吉瀬から中川村大草までの区間は、改良が困難なため、天竜川を渡り国道153号伊南バイパスに接続するバイパスが整備されました。具体的には、吉瀬〜中平工区と田切工区が整備されています。

重複区間

長野県道59号松川インター大鹿線（上伊那郡中川村葛島 - 下伊那郡松川町元大島）
国道151号（飯田市鼎東鼎 - 飯田市中央通り・中央通り三・四丁目交差点、終点）

主要構造物

竜東橋（三峰川）
吉瀬田切大橋（天竜川、支線、吉瀬〜中平工区）
日方磐トンネル（支線、田切工区）
天龍橋（天竜川）
宮ヶ瀬橋（天竜川）
弁天橋（天竜川）

道の駅

道の駅田切の里（国道153号交点、上伊那郡飯島町田切・田切中央交差点）

地理

通過する自治体

伊那市
駒ヶ根市
上伊那郡
飯島町
中川村
下伊那郡
松川町
豊丘村
喬木村
飯田市

交差する道路

この路線は、多くの道路と交差しています。主な交差点は以下の通りです。

国道361号・長野県道19号伊那辰野停車場線（伊那市中央・中央区交差点、起点）
長野県道488号車屋大久保線（伊那市東春近）
長野県道209号沢渡高遠線（伊那市東春近）
長野県道213号栗林宮田停車場線（駒ヶ根市東伊那）
長野県道49号駒ヶ根長谷線（駒ヶ根市中沢）
長野県道18号伊那生田飯田線支線（駒ヶ根市中沢）
長野県道200号飯島停車場日曽利線（上伊那郡飯島町日曽利）
長野県道217号大草坂戸線（上伊那郡中川村大草）
長野県道218号北林飯島線（上伊那郡中川村大草）
長野県道59号松川インター大鹿線（上伊那郡中川村葛島）
長野県道59号松川インター大鹿線（下伊那郡松川町元大島）
長野県道22号松川大鹿線（下伊那郡松川町生田）
長野県道226号市ノ沢山吹停車場線（下伊那郡豊丘村河野）
長野県道228号市田停車場線・長野県道455号長沢田村線（下伊那郡豊丘村神稲）
長野県道456号大島阿島線（下伊那郡喬木村）
長野県道251号上飯田線（下伊那郡喬木村）
長野県道83号下条米川飯田線（下伊那郡喬木村）
長野県道232号新井伊那八幡停車場線（飯田市松尾新井）
国道153号（飯田市松尾上溝）
国道151号（飯田市鼎東鼎）
国道256号（飯田市中央通り・中央通り二・三丁目交差点）
長野県道8号飯田南木曽線・長野県道15号飯島飯田線・長野県道21号飯田停車場線（飯田市中央通り・中央通り三・四丁目交差点、終点）

支線

長野県道18号伊那生田飯田線（駒ヶ根市中沢）
国道153号伊南バイパス（上伊那郡飯島町田切）

長野県道18号伊那生田飯田線