長野県道347号村山綿内停車場線について
長野県道347号村山綿内停車場線は、
長野県須坂市の
国道406号と
長野県道343号の交点から、
長野市若穂綿内の旧
長野電鉄屋代線綿内駅を結ぶ一般県道です。この
道路は、
須坂市西端の村山町と
長野市若穂地区を結ぶ、千曲川東岸に沿ったルートを走ります。
概要
この県道は、
須坂市福島では
堤防上を、
長野市若穂綿内では
堤防脇を通るなど、地形に沿った特徴的なルートをとっています。
道路幅は1.5車線と狭い区間が多いものの、
長野市と
須坂市を結ぶ二つの橋(
村山橋と屋島橋)の間を短絡する役割を果たしており、交通量は比較的多いです。また、
長野県道343号と合わせて、
須坂市街地の
国道403号の迂回路としても利用されています。
近年、千曲川の
堤防強化工事が進められており、これに伴い、
堤防上の区間も順次2車線に拡幅されています。
須坂市福島以南は旧北国街道松代道に相当し、福島宿の古い町並みが残っています。この区間では、大型車の通行による渋滞や騒音の問題が長年指摘されていましたが、新たに整備された
須坂市道福島東畑七配線(インター須坂流通産業団地アクセス
道路)が開通したことで、バイパス機能が加わりました。
路線データ
起点:
須坂市大字村山(村山町交差点=
国道406号・
長野県道343号村山小布施停車場線交点)
終点:
長野市若穂綿内(旧
長野電鉄屋代線綿内駅)
延長: 2.1km
主要構造物
新百々川橋:
須坂市村山 - 福島間にある、全長53.8m、幅員7.5mの橋です。百々川の流路変更によって生まれた新百々川に架かっています。
重複区間
長野県道377号牛島綿内停車場線(
綿内駅入口交差点 -
綿内駅)
長野県道378号小出綿内停車場線(
綿内駅入口交差点 -
綿内駅)
長野県道343号村山小布施停車場線
国道406号(大笹街道)
長野県道58号長野須坂インター線
国道403号(
谷街道)
沿道
長野電鉄長野線 村山駅
北国街道(松代道) 布野渡
北国街道(松代道) 福島宿
長野電鉄屋代線 綿内駅跡
その他
終点の綿内地区では、
国道403号のバイパス建設が計画されており、一部区間は既に開通していますが、現道との接続はありません。この県道は、地域の生活を支えるとともに、歴史的な景観も残す、重要な
道路です。