長野県道48号松本環状高家線

長野県道48号松本環状高家線

長野県道48号松本環状高家線は、長野県松本市郊外を円弧状に結ぶ主要地方道です。通称「松本環状高家線」とも呼ばれています。

概要

この県道は、松本市村井町南を起点とし、松本空港周辺、梓川左岸を経由して安曇野市に一時的に入り、梓橋で梓川を渡って再び松本市に戻ります。その後、長野道下り線梓川SAスマートICを経て、国道147号アルプス大橋東交差点に至る、半円状のルートが特徴です。

路線データ

起点: 松本市村井町南1丁目（国道19号交点、村井下町北交差点）
終点: 松本市島内（国道147号交点、アルプス大橋東交差点）

歴史

この県道は、複数の路線の統合や再編を経て現在の形になりました。

1959年（昭和34年）：横沢村井停車場線、大野田梓橋停車場線がそれぞれ認定。
1976年（昭和51年）：横沢村井停車場線、大野田梓橋停車場線の一部が主要地方道松本環状高家線に指定。
1976年（昭和51年）：松本環状高家線として認定。
1993年（平成5年）：主要地方道に再指定。
2011年（平成23年）：国道147号の旧道区間が編入され、高家バイパスまで延伸。
2012年（平成24年）：国道19号の旧道区間が県道から除外。
2022年（令和4年）：梓橋の拡幅工事が完了。

路線状況

渋滞対策

特に国道158号との交差点である新村交差点付近は、慢性的な渋滞が発生しています。このため、長野県はバイパス道路の建設を含めた混雑緩和策を検討しています。アルピコ交通上高地線との立体交差案が中心になる見込みで、地元との協議が進められていますが、具体的なルートや建設時期は未定です。

地理

通過する自治体

松本市
安曇野市
松本市

交差する道路

国道19号（起点）
長野県道296号松本空港線
長野県道298号土合松本線
長野県道291号新田松本線
国道158号
長野県道278号大野田梓橋停車場線
長野県道320号倭北松本停車場線
長野県道316号梓橋田沢停車場線
長野自動車道梓川スマートインターチェンジ
国道147号（終点）

沿線施設

この県道沿いには、以下のような施設があります。

JR篠ノ井線 村井駅
芳川公園
松本流通業務団地
松本空港
信州スカイパーク
アルウィン（松本平広域公園総合球技場）
松本臨空工業団地
窪田空穂記念館
アルピコ交通上高地線 新村駅
JR大糸線 梓橋駅

関連項目

* 長野県の県道一覧

この県道は、地域の交通網において重要な役割を果たしており、沿線住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在となっています。今後の道路整備や交通対策が、より円滑な交通の流れを実現することが期待されます。

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