長野県道63号松本塩尻線

長野県道63号松本塩尻線について

長野県道63号松本塩尻線は、長野県松本市と塩尻市を結ぶ主要地方道であり、両市間の交通を円滑にする重要な役割を担っています。この道路は、松本市の深志二丁目交差点（国道143号交点）を起点とし、塩尻市大門五番町の日ノ出町交差点（国道153号交点）を終点としています。

路線概要

この県道は、松本市街地を抜けた後、弘法山古墳の山麓を通り、松本盆地の東側山沿いを南下します。塩尻市に入ると、集落の中を縫うように走り、国道20号塩尻バイパスと交差した後、国道153号に至ります。松本市街地から塩尻市街地までの区間は、信号が少なく、比較的整備された道路が続いています。

ただし、塩尻市片丘の集落付近は道幅が狭く、見通しの悪い箇所があります。このため、桟敷交差点の北側から広丘高出の長野道西側に位置する県道新茶屋塩尻線との合流点までの区間において、片丘バイパスの整備が計画されています。

歴史

1982年（昭和57年）4月1日に、建設省によって宮村六道松本線と新茶屋塩尻線の一部が主要地方道松本塩尻線に指定されました。同年9月13日には、松本塩尻線として正式に認定されました。さらに1993年（平成5年）5月11日には、建設省から主要地方道として再指定されています。

路線状況

重複区間

国道143号（松本市深志・深志二丁目交差点 - 松本市深志・市民芸術館西交差点）
長野県道297号兎川寺鎌田線（松本市筑摩）
長野県道288号新茶屋塩尻線（塩尻市片丘・宮村交差点 - 塩尻市大門五番町・日ノ出町交差点）

通過自治体

松本市
塩尻市

交差する主な道路

国道143号、長野県道295号平田新橋線（松本市深志・深志二丁目交差点、起点）
国道143号（松本市深志・市民芸術館西交差点）
長野県道297号兎川寺鎌田線（松本市筑摩）
長野県道287号町村白川村井停車場線（松本市中山）
長野県道289号寺村南松本停車場線（松本市内田）
長野県道290号南原広丘停車場線（塩尻市片丘・南内田立石交差点）
長野県道288号新茶屋塩尻線（塩尻市片丘・宮村交差点）
国道20号塩尻バイパス（塩尻市桟敷・桟敷交差点）
国道153号、長野県道288号新茶屋塩尻線（塩尻市大門五番町・日ノ出町交差点、終点）

沿線施設

この県道沿いには、多くの教育機関や文化施設、歴史的な場所が存在します。以下はその一部です。

松商学園高等学校
まつもと市民芸術館
松本市美術館
松本秀峰中等教育学校
あがたの森公園、旧制松本高等学校（松本市あがたの森文化会館）
松本市立源池小学校
筑摩神社
富士電機
長野県松本工業高等学校
若宮八幡宮
松本市立開成中学校
弘法山古墳
松本市立中山小学校
松本市立考古博物館
長野県寿台養護学校
松本市立明善中学校、松本市立明善小学校
牛伏寺
馬場家住宅
大宮八幡宮
塩尻市立片丘小学校
島崎家住宅（重要文化財）
小松家住宅（重要文化財）

まとめ

長野県道63号松本塩尻線は、松本市と塩尻市を結ぶ重要な道路であり、沿線には多くの歴史的、文化的な施設が点在しています。この道路は、地域の生活や経済を支える上で欠かせない存在であり、今後のバイパス整備によって、より快適な道路環境が実現することが期待されています。

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