長野飛行場

長野飛行場の歴史

長野飛行場は、かつて長野県長野市大豆島地区に存在した飛行場です。その歴史は、1933年（昭和8年）に長野市が都市計画事業として公共飛行場の設置を計画したことに始まります。

設立から戦前

1937年（昭和12年）に逓信省の許可を得て着工、翌1938年（昭和13年）に竣工式が行われました。1939年（昭和14年）には、長野市営の愛国長野飛行場として開場し、滑走路は625m×30m、総面積は24万8千40㎡でした。開場当初は、東京や大阪への定期便も運航されましたが、利用者は少なかったようです。その後、愛国長野飛行場は逓信省に献納されました。

戦時中の軍用[[飛行場]]

1941年（昭和16年）には、日本陸軍に接収され軍用[[飛行場]]となり、練習機が配備されました。1944年（昭和19年）には、松代大本営建設に伴い、飛行場を北東方向へ拡張することが決定しました。この拡張工事により、滑走路は2000m×150mまで拡張され、誘導路や飛行機を隠すための掩体壕も建設されました。工事には、陸軍隊員、朝鮮からの徴用工員、勤労奉仕隊が動員されました。

戦後の民間飛行場

1945年（昭和20年）8月13日、長野空襲により飛行場は大きな被害を受けましたが、終戦後に長野市に返却されました。陸軍により拡張された部分は地主に返還されました。1953年（昭和28年）には、運輸省より場外離着陸場長野飛行場として認定され、民間飛行場として再開しました。当初はセスナ機が利用され、その後は報道機関や長野県警察のヘリポートとして利用されました。

閉鎖と現在

1990年（平成2年）6月に長野飛行場は閉鎖されました。現在の跡地には、市営住宅や長野市立犀陵中学校などが建設されています。

長野飛行場の概要

開場: 1939年（昭和14年）3月28日
閉鎖: 1990年（平成2年）6月
所在地: 長野県長野市大豆島地区
滑走路:
開場時：625m×30m
拡張後：2000m×150m

関連事項

愛国飛行場
松本[[飛行場]]

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