関守三郎

関守三郎（せき もりさぶろう）

プロフィール

関守三郎は、1908年に生まれ、1990年に亡くなった日本の外交官、検察官です。新潟県長岡市出身で、東京商科大学（現在の一橋大学）を卒業後、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

初期のキャリア

大学卒業後、関は徐州総領事、上海領事兼支那派遣軍渉外審判所検察官などを歴任しました。1945年には、中華民国から三級同光勲章を受章しています。終戦後は、外務省政務局第三課長、終戦連絡中央事務局第二部第二課長などを務めました。

外交官としての活躍

1949年、関は通商産業省通商局輸出課長に就任し、その後、1951年にはニューデリー日本政府在外事務所所長として海外勤務を経験します。外務省では、国際協力局次長、参事官などを歴任し、1956年には在シドニー日本国総[[領事館]]総領事に就任しました。

1959年には外務省経済局経済協力部長、1961年には経済局長に昇進し、日本の経済外交を牽引しました。1963年には外務省大臣官房審議官を務めた後、特命全権大使としてスペインに派遣されました。その後も、タイ、メキシコとハイチ、ホンジュラスの大使を歴任し、国際舞台で活躍しました。

その他の活動

1970年に外交官を退官した後、関はアジア生産性機構事務総長に就任し、アジア地域の経済発展に貢献しました。1978年には、勲二等旭日重光章を受章し、その功績が称えられました。また、同年には外務省顧問として、メキシコ合衆国大統領夫妻の首席接伴員も務めています。

死後

1990年に亡くなった後、正三位を叙位されました。関守三郎は、外交官、検察官として、また国際機関の幹部として、日本の国際社会における地位向上に大きく貢献した人物として、その功績は記憶されるでしょう。

詳細年表

1908年：新潟県長岡市に生まれる。
1926年：第四高等学校理科乙類入学許可取消。
1929年：東京商科大学（現一橋大学）予科修了。
1932年：東京商科大学本科卒業。
山岳部出身
徐州総領事、上海領事兼支那派遣軍渉外審判所検察官等を経て、
1945年：中華民国三級同光勲章受章。
1945年：外務省政務局第三課長。
1946年：終戦連絡中央事務局第二部第二課長。
1949年：通商産業省通商局輸出課長。
1951年：在ニューデリー日本政府在外事務所所長。
外務省国際協力局次長、外務省参事官（外務大臣官房審議室付）等を経て、
1956年：在シドニー日本国総[[領事館]]総領事。
1959年：外務省経済局経済協力部長。
1961年：外務省経済局長。
1963年：外務省大臣官房審議官。
1963年：特命全権大使スペイン国駐箚。
1967年：特命全権大使タイ国駐箚。
1968年：特命全権大使メキシコ国駐箚兼ハイティ国駐箚。
1970年：兼ホンデュラス国駐箚。
1970年：退官後、アジア生産性機構事務総長。
1978年：勲二等旭日重光章受章。
1978年：外務省顧問としてホセ・ロペス・ポルティーヨメキシコ合衆国大統領夫妻首席接伴員。
1990年：叙正三位。

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