関将

関将（Seki Show）

関将（せき しょう、1965年12月7日 - ）は、東京都出身のギタリスト、作曲家です。日本国内のみならず、インドネシアのポップスシーンでも活躍し、様々な民族楽器とのコラボレーションを得意としています。ロックやジャズの要素を取り入れつつ、ワールドミュージックの分野でも独自の音楽性を追求しています。

ギタリストとしての活動

稲葉浩志（B'z）のソロアルバム「マグマ」への参加や、TWINZERでの活動（ライブツアー、フルアルバム「FIFTH HARD CORE」など）でその名を知られています。Dual Dreamのレコーディングやライブサポートも担当し、代表作「Winter Kiss」はオリコン13位を記録しました。2014年からは大澤誉志幸のツアーにゲスト参加するなど、幅広いアーティストとの共演を果たしています。また、ロッカ★フランケンシュタイン、音速珈琲廊(Sonic Cafe)のメンバーとしても活動しています。

バンド経歴

10代の頃には、ジャパメタバンドIllusion（イリュージョン）で活動し、X JAPANのYOSHIKIもヘルプドラマーとして参加しました。Illusionは、ロッキンfの最優秀新人バンドを受賞しています。

1990年代には、D.D.D.Uncleを結成し、後にロッカ★フランケンシュタインに改名。同時期にレッドウォーリアーズのベーシスト小川清史とHappy Storeでも活動しました。1997年にはTWINZERに加入し、活動停止後の2021年に復活。2006年には、プログレッシブ・ロックバンド「螺旋」（Rasen）を結成し、アルバム「ZERO」をリリースしました。

2007年には、三味線奏者を起用した“音緒（ねお）”を結成し、日本民謡や子守唄などをソロギター用にアレンジして演奏しています。2008年からは、音速珈琲廊（Sonic Cafe)を始動。バリ島の楽器ティンクリックや世界の打楽器、カリンバとアコースティックギターを組み合わせた独自の音楽を展開し、国内外から注目を集めています。

作曲家としての活動

松田樹利亜、鈴里真帆など、大手プロダクション所属のシンガーに楽曲提供を行う傍ら、宇宙食堂、OM-2、スタジオライフなど多数の劇団で劇中音楽の作曲も担当しています。また、週刊プロレスの企画でアントニオ猪木対天龍戦のビデオ音楽も担当しました。CM音楽の分野でも、銀座三愛ビル、ロッテ、松本MIDORIなど、多数のCM音楽を手がけています。宮内淳主催の影絵劇団かしの樹の「はらぺこプンタ」は、1994年の作品ながらロングラン公演されています。

海外での活動

2002年よりインドネシア・ジャカルタに進出し、インドネシアのアーティストへの楽曲提供や映画のサウンドトラック制作、レコーディング参加など、幅広く活動しています。ワーナー・インドネシアからCDも発売されています。

バリ島テロ救済アルバムに参加し、ポップ・バリのトップシンガー、ウィディ・ウィディアナに楽曲提供および共演。2006年には、竹のガムラン、ジェゴグの第一人者であるスウェントラ率いるジェゴグ・オーケストラ、スアールアグンとのコラボレーションがインドネシア国営放送で放映され、大きな反響を呼びました。

2008年には、バリアートフェスティバルに出演し、日本から三味線奏者を招き、スアールアグン楽団、ウィディ・ウィディアナ、Bintangと共演。2009年には、バリ島ポップスのTrio Januadiに楽曲提供し、共演。この曲は、TVでヘビーローテーションとなりヒットしました。

ディスコグラフィー（日本での活動再開後）

2009年: Solo Works Vol.1（アコースティックギターソロ）
2010年: 音速珈琲廊（Sonic Cafe) 1st CD
2010年: ジェゴグスアールアグン新作CD（プロデュース、ギター、作編曲）
2011年: バリ島のロックバンド Bintangのアルバムに参加
2012年: Solo Works Vol.2
2012年: ロッカ★フランケンシュタイン 13年ぶりの新譜「パンドラの箱」
2015年: ロッカ★フランケンシュタイン 「Jankyard」
2016年: 全国飛び出し大図鑑
2019年: ロッカ★フランケンシュタイン 「とりあえず返事はハイ！」
2020年: ソロアルバム「Guitar Gamelan」
2020年: Japan Undergroundシリーズ（ライブハウス救済目的）
2021年: 満園庄太郎とのDouble de Showでアルバム「Black Bee」

現在の主な活動

音速珈琲廊（Sonic Cafe)を中心に、ソロギターによるキャンドルナイトLive、インドネシア・バリ島イベントなどを開催しています。2012年春からは、ソロギターによる日本全国ライブツアーをスタート。ロッカ★フランケンシュタインとしても活動しています。また、バリ島情報誌のアピ・マガジンに執筆連載中です。

宇宙食堂の全作品の音楽を担当し、代表作は山崎大地作“宇宙家族ヤマザキ”です。2014年より大澤誉志幸のツアーに参加、2021年よりTWINZERの復活アルバム制作、ツアーに参加しています。

2022年にはウクライナ侵攻に伴いウクライナ国家をレコーディングしました。

主なプロデュース履歴

2008年、2010年: バリ島 バリアートフェスティバル
2011年、2013年、2015年: バリ島のシンガー Jun Bintang招聘公演
2013年より、宮崎、浜松、名古屋、広島ほかバリ島・インドネシアイベントを開催
2016年より名古屋でJazz Nightシリーズを開催

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