関泰章

関泰章（せき やすあき）

関泰章は、1980年6月18日生まれの日本の元俳優です。

来歴

中学2年生の秋、調布シニアリーグの中心打者として活躍していた関は、関東大会の準決勝で江戸川南シニアリーグのエースだった松坂大輔と対戦しました。翌年の夏には、二人ともシニアリーグの日本代表に選ばれ、ブラジルで開催されたAA世界野球選手権大会に遠征しました。代表チームは調布シニアリーグの渡辺忠監督が率い、関は副主将を任されました。

1996年、帝京高校に進学。プロ野球選手の森本稀哲や人形師の鈴木章人とは高校の同級生です。

1998年には夏の甲子園に出場。チームとしては3年ぶりの甲子園出場でした。関は背番号11を付け、控えの外野手としてベンチ入り。3回戦で島根県代表の浜田高校と対戦し、0-2でリードされた5回表、一死走者なしの場面で代打として出場しました。監督からは「ツースリーまで待って、ホームランを打ってこい」と指示を受けましたが、結果はレフトフライに終わりました（相手投手は和田毅）。これが関にとって甲子園での唯一の打席となりました。

高校卒業後は一般入試で駒澤大学に進学し、野球部には所属しませんでした。

2000年9月、松坂大輔が球団所有の車を路上駐車した際に、関が運転手を買って出たというエピソードがあります。

2001年より俳優として本格的に芸能活動を開始。俳優の夏木陽介が主宰するプロダクション（夏木プロダクション）に所属し、演出家・伊藤正次の下で演技を学びました。同年9月には一人芝居の公演を行い、菊池寛作『父帰る』の新二郎と、市川團十郎の『外郎売』の口上を演じました。

2002年4月から早稲田大学の芸術学校に入学。同年の10月26日には、松坂大輔が先発した西武ライオンズ対読売ジャイアンツの日本シリーズ第1戦を観戦しています。

2007年、『バッテリー』への出演を最後に芸能界を引退しました。

作品

テレビドラマ

「アストロ球団」那須球太 / 2代目 上野球二役（2005年、テレビ朝日）

映画

「ドラッグストア・ガール」（2004年）
「バッテリー」瑞垣俊二役（2007年）

参考文献

矢崎良一『松坂世代』（2003年、河出書房新社）

外部リンク

* メディックス- 本人が代表を務める会社

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