茨城県稲敷郡阿見町に所在する阿見
郵便局は、地域住民の生活を支える重要な拠点です。かつては
郵便物の集配も担う
普通郵便局として機能していました。現在の所在地は阿見町阿見4397番地7で、
郵便番号は〒300-0399となります。
歴史をたどる
阿見
郵便局の歴史は古く、
大正時代にまで遡ります。
1921年(
大正10年)
8月16日にその業務を開始しました。長年の間に、
郵便事業を取り巻く環境の変化に合わせて様々な変遷を経験しています。
特定の業務の移管も行われています。例えば、
1968年(
昭和43年)8月20日には電話交換業務が、また
1983年(
昭和58年)10月1日には和文電報の配達業務が、それぞれ土浦電報電話局へと引き継がれました。
局舎の場所も変わっています。
1992年(平成4年)3月23日には、それまで置かれていた阿見町青宿から、現在の阿見町阿見へ移転しました。さらに、
2001年(平成13年)8月1日には、それまでの
特定郵便局という種別から
普通郵便局へと改められています。
周辺地域の
郵便サービス体制の変化にも対応してきました。
2003年(平成15年)3月24日には土浦南
郵便局から、
2006年(平成18年)9月11日には美浦
郵便局から、それぞれ集配業務の一部または全部が阿見
郵便局に移管され、担当するサービスエリアが拡大しました。
近年の大きな変化としては、
2007年(平成19年)10月1日に実施された
日本郵政グループの民営化が挙げられます。これに伴い、
郵便事業に関連する業務の一部は新たに設立された
郵便事業阿見支店が担当することになりました。その後、
2012年(平成24年)10月1日に
日本郵便株式会社が発足するにあたり、
郵便事業阿見支店は阿見
郵便局に統合され、現在の業務体制が確立されています。
提供されるサービス
阿見
郵便局では、多岐にわたる
郵便関連サービスを提供しています。
郵便業務: 切手や印紙の販売、
郵便物の引き受け、ゆうパックの受付、内容証明
郵便の取り扱いなど。
貯金業務: ゆうちょ銀行の窓口業務として、貯金、
為替、振替、
振込などを扱います。また、国際
送金、国債、
投資信託に関する手続きや相談も可能です。
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保険業務: 生命保険、バイク自賠責保険、
自動車保険といった身近な保険から、
がん保険や引受条件緩和型の
医療保険まで、幅広い種類の保険を取り扱っています。
局内には
ゆうちょ銀行のATMも設置されており、キャッシュサービスの利用が可能です。また、通常の窓口営業時間外にも
郵便物の差し出しや受け取りができる「
ゆうゆう窓口」も設けられており、利便性が図られています。
集配エリア
阿見
郵便局は、地域における
郵便物や荷物の集配業務を担っており、そのサービスエリアは
稲敷郡阿見町全域に加え、隣接する
稲敷郡美浦村内の一部地域にも及びます。地域の物流を支える重要な役割を果たしています。
周辺環境とアクセス
阿見
郵便局の周辺には、地域の行政や教育、医療を支える施設が集まっています。具体的には、阿見町役場、
茨城大学農学部、
茨城県立医療大学、
東京医科大学茨城医療センターなどがあります。歴史的な史跡である上条城址や、
陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地も比較的近くに位置しており、生活道路として重要な
国道125号線も通っています。
交通手段としては、公共交通機関を利用する場合、
関東鉄道バスの西郷停留所で下車すると便利です。自動車でアクセスする際は、
常磐自動車道の
桜土浦インターチェンジから南東方向へおよそ6.5キロメートルです。敷地内には利用者のための駐車場が24台分確保されています。
地域社会に根ざし、幅広いサービスを提供し続けている阿見
郵便局は、住民の日常生活を支える基盤として機能しています。