阿部晋也

阿部晋也 (カーリング選手、指導者)

阿部晋也（あべ しんや、1980年1月6日 - ）は、日本のカーリング選手であり、指導者としても活躍しています。現在は北海道コンサドーレ札幌カーリングチームに所属。

生い立ちとカーリングとの出会い

阿部選手は北海道常呂郡常呂町（現北見市常呂町）で生まれました。小学校1年生の頃、地元にカーリング専用リンクができたことがきっかけでカーリングを始めました。後にオリンピックに出場する小笠原歩、船山弓枝は常呂中学校の先輩にあたります。

1996年には、敦賀信人らとチーム「アイスマン」として日本カーリング選手権大会に出場し、初優勝を飾りました。

コーチとしての活躍

2005年からはチーム青森のコーチに就任し、2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックでは女子代表のコーチを務めました。しかし、2012年3月には協会専任コーチを辞職。背景には、当時の強化委員会が日本代表を単独チームにするか混成チームにするかの結論をなかなか出さないことへの不満があったとされています。

現役復帰と4REAL時代

2012年6月、阿部選手は佐藤浩、竹田直将、松村雄太と共に札幌でカーリングチーム「4REAL」を設立し、選手として本格的に復帰しました。チームは日本選手権で常に上位に進出するものの、なかなか優勝には手が届きませんでした。2013年には3位、2015年、2017年、2018年には準優勝という成績を残しています。

北海道コンサドーレ札幌への加入

2018年、北海道コンサドーレ札幌カーリングチームが発足し、4REALのメンバーを引き継ぎました。さらに、SC軽井沢クラブで平昌オリンピック5位入賞に貢献した清水徹郎を迎え、チームは強化されました。同年、日本代表としてパシフィックアジアカーリング選手権大会 (PACC) に出場し、見事優勝。第36回日本カーリング選手権大会でも優勝を果たし、日本代表として2019年世界男子カーリング選手権大会に出場し、4位入賞という素晴らしい成績を収めました。

病を乗り越えて

2019年7月、阿部選手は国の指定難病である潰瘍性大腸炎のため2カ月間入院しました。しかし、同年11月には競技に復帰し、パシフィックアジアカーリング選手権大会 (PACC) に出場。その後も第37回、38回、41回日本カーリング選手権大会で優勝するなど、チームを牽引しました。

主な成績

日本代表

パシフィックアジアカーリング選手権：優勝 (2018年)、準優勝 (1996年、2019年)
世界男子カーリング選手権
2019年 - 4位
2021年 - 9位
世界ミックスダブルスカーリング選手権
2017年 - 19位

クラブチーム

日本カーリング選手権：優勝 (1996、2019年、2020年、2021年、2024年)
オークヴィル・フォール・クラシック：優勝 (2018年)
どうぎんカーリングクラシック：優勝 (2019年)

外部リンク

北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム 公式サイト
Shinya Abe (@shinyabe106) - Instagram
阿部晋也 - Olympedia (英語)
阿部晋也 - 世界カーリング連盟 (英語)
阿部晋也 - CurlingZone.com (英語)

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