陽成町

薩摩川内市陽成町



陽成町は、鹿児島県薩摩川内市の中部に位置する町です。かつては高城町の一部でしたが、1965年川内市に編入された際に現在の町名となりました。

地理



陽成町は、麦之浦川の流域に位置しており、周囲を湯田町、城上町、高城町、小倉町、水引町、上川内町に囲まれています。町内を南北に麦之浦川が流れ、それに沿って鹿児島県道340号湯之元佐目野線が縦断しています。また、北部では鹿児島県道339号東郷西方港線と交差しています。

この地域は、自然に恵まれており、歴史的な史跡も点在します。麦之浦貝塚からは、縄文時代後期の土器や石器が発見されており、古代から人々が生活していたことが伺えます。

歴史



陽成町の歴史は、江戸時代に麦之浦村として始まったとされています。当時は薩摩街道が通り、藩主の休憩所や庄屋所が置かれていました。明治時代に入り、町村制の施行により高城村の一部となり、その後、高城町となりました。1965年川内市に編入される際に、旧小学校名にちなんで「陽成町」と改称されました。

町名の由来



町名の「陽成」は、かつてこの地にあった薩摩川内市立陽成小学校に由来しています。

河川



町内には以下の河川が流れています。

麦之浦川
妹背川

小字



陽成町には、以下のような小字があります。

峠、登尾、猿ヶ谷、木佐貫ヶ丸、柳越、岡、掛橋、清水ヶ山、湯越、釜ヶ迫、櫟ヶ丸、乙ヶ山、黒葛平、流合、福崎、立山、湯道、砂取、猪子迫、田中原、佐原、山川、空宇都、修甫田、高尾、戸下、山口、宮下、蜂巣、三反田、鎧田、上四俣、渡瀬、下里、上道、宇床、柊木段、畠田、屋敷添、下四俣、中坪、三角田、上山下、山下、榎ヶ丸、東田、段ノ迫、前畠、迫口、岩下、栗中、迫平、宇都口、神前、古堂、烏山、庄迫平、庄迫、向迫、一本松、井手脇、小園、柊原、宇迫、剥岩、上大迫、三角迫、柳迫、鳥越、盆平、小迫、内ヶ迫、川添、宮田、西折、春花口、牧田、籠田、甲岩、鞍掛、岩瀬戸久保、下大迫、西ノ丸、栗原、桜池、上大石田、岩迫、小丸、春花、滑川、上宇都、別縄、柿田、大石田、宇都、中麦、下薗、西ノ平、田中、小原、落シ、田畑、谷ノ迫、中山、鳥ノ子山、倉谷、橋口、山下、堂ノ脇、籠山、堂尾口、高岡、下石田、一戦川、中原、堀ノ内、白谷、八反田、宮崎、大田、王子田、見掛、山王田、外薗、曲岩、山下原、上原、鞘前、坂元、上野、諏訪下、蛇池、今久保、井川迫、道下、迫前、屋敷前、石田、針原、口町、下戸町、後迫、陣ノ尾、岩元

人口



2020年10月1日現在の人口は521人、世帯数は240世帯です。

施設



教育



薩摩川内市立陽成幼稚園

郵便局



陽成郵便局

寺社



高城神社
一條神社
比志利神社
妙徳寺

交通



道路



鹿児島県道339号東郷西方港線
鹿児島県道340号湯之元佐目野線

その他



陽成町には、かつて薩摩川内市立陽成小学校がありましたが、2018年に閉校しました。


参考文献



国土地理院地図
薩摩川内市公式サイト

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