上川内町

上川内町（かみせんだいちょう）について

上川内町は、鹿児島県薩摩川内市の西部に位置する町です。かつては川内市の一部でしたが、2004年の市町村合併により現在の薩摩川内市に属しています。人口は約1000人、500世帯ほどの小さな町です。

地理

薩摩川内市の本土側西部に位置し、市街地の北西に広がっています。町の北から東にかけては高城町、北には陽成町、南から西には五代町、西には小倉町、東には御陵下町が隣接しています。

集落は主に桜井と佐目野の2つがあります。町の中心部を国道3号が南北に走り、それに沿って肥薩おれんじ鉄道線が通っていますが、町内には駅はありません。最寄りの駅は、隣接する御陵下町にある上川内駅です。

地名の由来

上川内町の名前は、近くにある上川内駅に由来しています。

歴史

上川内町は、1940年（昭和15年）に、当時の川内町の一部として誕生しました。それまで「五代」という大字の一部だった地域が、上川内町という新しい町名に変更されたのです。

この変更は、鹿児島県知事によって許可され、具体的には、五代という大字の中の、横峯、横峯前、權現前、高付など、30以上の小字が合わさって上川内町となりました。

翌日には、川内町が市制を施行し、川内市となりました。2004年には、川内市を含む9つの市町村が合併し、薩摩川内市が誕生しました。この合併の際、上川内町の名称は変更されず、そのまま薩摩川内市の一部となりました。

字域の変遷

上川内町は、1940年の誕生以来、字域の大きな変更はありません。

文化財

市指定文化財

横岡古墳（史跡）

人口

1995年以降の国勢調査によると、上川内町の人口は以下の通り推移しています。

年	人口	世帯数
--		--
1995	1,243	462
2000	1,206	474
2005	1,160	478
2010	1,089	493
2015	1,060	501
2020	1,051	502

施設

公共施設

北薩家畜保健衛生所
薩摩川内市立川内学校給食センター
佐目野公民館
桜井公民館

小・中学校の学区

薩摩川内市内の小中学校に通う場合、上川内町は以下の学区に属します。

小学校: 川内小学校
中学校: 川内北中学校

交通

鉄道

肥薩おれんじ鉄道線が町内を通っていますが、駅は設置されていません。最寄りの駅は、上川内駅です。

道路

一般国道: 国道3号
一般県道: 鹿児島県道341号吉川川内線

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年
薩摩川内市教育委員会 “令和2年度薩摩川内市の教育” (PDF)

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