雷牙

雷牙（らいが）

『雷牙』は、1991年にテクモがリリースしたアーケードシューティングゲームです。後に2005年にはXbox向けに「テクモクラシックアーケード」として収録され、2023年にはアーケードアーカイブスの一環としてPlayStation 4|PlayStation_4とNintendo Switchでも配信されるなど、様々なプラットフォームで親しまれています。

ゲームの基本操作

本作の操作は、8方向レバーと2つのボタン（ショットと方向転換）を使用します。方向転換ボタンを使うことで、自機「MB-OG」の向きをすぐに変えることができます。プレイヤーは、全6ステージを2周プレイすることで計12ステージをクリアすることを目指します。

タイトルの由来と開発背景

このゲームのタイトルは、セイブ開発のシューティングゲーム『雷電』やデータイーストの『空牙』からインスピレーションを受けて名付けられました。ロケテスト段階では『エアランドバトル』という名称であったものの、販売部門からの要請で『雷牙』に変更されました。

音楽と効果音

音楽は作曲家メタルユーキ（斎藤幹雄）が担当しており、本作の第5面で流れる「Dog Fight II」は、別のゲーム『スーパースターフォース 時空暦の秘密』に収録されている「Dog Fight」のアレンジ版です。メタルユーキはその後、コナミへと移籍し、『サンダークロスII』では本作からの効果音を再利用し、さらに楽曲もアレンジとして使用されています。

武器システム

『雷牙』では、多様な武器が用意されています。これらは大きく主武器、サブ武器、ガード武器の3つのカテゴリーに分けられています。

• - メイン系武器

- イオンランチャー: 前方へ直進し連射できる、高威力の武器。
- バーティカル: 前方と上下の3方向に発射可能、連射は2連まで。
- ショットガン: 三方向にブレる弾を放つ、イオンランチャーとバーティカルの中間的存在。

• - サブ系武器

- ホーミングミサイル: 自動で敵を追尾し、同時に2発発射。威力は控えめ。
- ボマー: 下方に爆弾を落とし、広範囲にダメージを与えることができる。ただし使い道は慎重に選ぶ必要あり。

• - ガード系武器

- ビームライフル: 進行方向にいる敵を自動で攻撃。
- ブラスター: 自機に追随し、前方を攻撃する。
- ソリッドシューター: 前方に向かい攻撃。近距離の敵にはサーベル攻撃も行う。

パワーアップアイテム

ゲームを進める中で取得できるパワーアップアイテムも重要です。

• - スピードアップ: 自機のスピードを向上させる。
• - シールドエネルギーカプセル: 3つ集めることでシールドを展開、耐久力は3発分。
• - エクステンド: 残りの自機数を1つ増やす効果があります。

移植版の特徴

アーケードアーカイブス版では、「こだわり設定」を通じてゲームスピードの調整や1P側での機体変更が可能です。さらに、CARAVAN MODEでは異なるステージ選択肢があります。

まとめ

『雷牙』はその多様な武器と非常に緊張感のあるプレイスタイルで知られています。当時のアーケードゲームとしては非常に洗練されており、今でも多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索