電気通信役務利用放送法施行規則

電気通信役務利用放送法施行規則

電気通信役務利用放送法施行規則は、電気通信役務利用放送法の施行のために定められた総務省令でした。2002年1月28日に電気通信役務利用放送法施行と同時に施行されました。

構成

規則は以下の構成でした。

第1章：総則
第2章：登録
第3章：技術基準
第1節：通則
第2節：衛星役務利用放送
第3節：有線役務利用放送
第1款：通則
第2款：標準テレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第3款：標準衛星テレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第4款：周波数変調高精細度テレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第5款：振幅変調高精細度テレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第6款：デジタル有線テレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第7款：標準デジタルテレビジョン放送方式による有線役務利用放送設備に関する条件
第4章：業務
第5章：雑則
附則

概要

本規則は、電気通信役務利用放送の細目を定義していました。具体的には、第2条において「衛星役務利用放送」と「有線役務利用放送」を以下のように定義していました。

1. 衛星役務利用放送：公衆によって直接受信されることを目的とした無線通信の送信であり、人工衛星に開設する無線局（特定の周波数帯を使用するものに限る）によるものの一部または全部を、電気通信事業者が提供する電気通信役務を利用して行うもの。
2. 有線役務利用放送：公衆によって直接受信されることを目的とした有線電気通信の送信であり、その一部または全部を電気通信事業者が提供する電気通信役務を利用して行うもの。

第2章以降では、総務大臣による事業者の登録、技術基準、および事業者の業務について詳細な規定が設けられていました。

廃止

2011年6月30日、放送法の改正により電気通信役務利用放送法が放送法に吸収合併される形で統合されました。これに伴い、本規則も廃止されました。

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