霧の子午線

映画『霧の子午線』の詳細解説

『霧の子午線』は、1996年1月20日に東映によって公開された日本映画です。東映東京撮影所が製作を担当し、監督は出目昌伸が務めました。この映画は、岩下志麻と吉永小百合という、日本映画界を代表する二大女優が初めて共演した作品として、公開前から大きな話題を呼びました。配給収入は3.5億円を記録し、多くの観客を魅了しました。

制作背景

本作は、高樹のぶ子の同名小説を原作としています。脚本は那須真知子が手がけ、原作の持つ繊細な人間関係や心理描写を映像化しました。企画は岡田裕介が担当し、横山和幸がプロデューサーを務めるなど、実力あるスタッフが集結しました。撮影は木村大作、音楽は星勝が担当し、映画の雰囲気を高めています。また、テーマ曲には玉置浩二、主題歌には中島みゆきの「二隻の舟」が使用され、作品に深みを与えています。

キャスト

鳥飼希代子 - 岩下志麻（大学時代：白鳥夕香）
主人公の一人。過去の出来事に囚われている女性を演じました。
沢田八重 - 吉永小百合（大学時代：前田つばさ）
もう一人の主人公。希代子と過去に因縁を持つ女性を演じました。
高尾耕介 - 玉置浩二
物語のキーパーソンとなる男性を演じました。
鳥飼光夫 - 山本耕史
希代子の夫を演じました。
川島映子 - 北條えみ子
物語に関わる重要な役どころを演じました。
医者 - 本田博太郎
物語の重要な場面に関わる医者を演じました。
デスク・矢部 - 井川比佐志
物語の展開に影響を与える役を演じました。
宮本 - 筑紫哲也
物語の重要な場面で登場する役を演じました。
マスター・熊井 - 風間杜夫
物語の舞台となる場所のマスターを演じました。
淡路新一郎 - 林隆三（大学時代：立川政市）
物語の過去に関わる男性を演じました。

スタッフ

監督 - 出目昌伸
企画 - 岡田裕介
プロデューサー - 横山和幸
製作プロデューサー - 東一盛、小島吉弘
助監督 - 原田昌樹
脚色 - 那須真知子
原作 - 高樹のぶ子
撮影 - 木村大作
音楽 - 星勝
テーマ曲 - 玉置浩二
主題歌 - 中島みゆき 「二隻の舟」
美術 - 今村力
録音 - 横溝正俊
整音 - 本田孜
照明 - 磯野雅宏
編集 - 西東清明
ポスター撮影 - 篠山紀信
スチール - 渋谷典子

作品の特徴

『霧の子午線』は、過去の出来事が現在に影響を与える複雑な人間関係を描いています。岩下志麻と吉永小百合の演技が、それぞれのキャラクターの心情を深く掘り下げ、観客の心を揺さぶります。また、豪華なキャストと実力派スタッフが集結し、映像美や音楽も高く評価されています。

外部リンク

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