霧島ホテル

霧島ホテルについて

霧島ホテルは、鹿児島県霧島市牧園町高千穂に位置する温泉ホテルです。霧島温泉郷の中でも特に豊富な湯量を誇る硫黄谷温泉を源泉としており、その豊富な湯量を活かした大規模な「硫黄谷庭園大浴場」が最大の魅力です。

圧倒的なスケールを誇る硫黄谷庭園大浴場

1日に1,400万リットルもの湯が湧き出る硫黄谷温泉を引く唯一のホテルであり、その豊富な湯を贅沢に使用した露天風呂は、全国から集められた名木や名石によって造られています。この「硫黄谷庭園大浴場」は、その名の通り庭園のような美しい景観の中で入浴を楽しめるのが特徴です。

泉質は「硫黄泉」「明礬泉」「塩類泉」「鉄泉」の4種類があり、それぞれ効能が異なります。また、「長寿風呂」「子宝の湯」「寝湯」「打たせ湯」など、様々な趣向を凝らした名物風呂も多数用意されており、飽きることなく湯めぐりを満喫できます。

浴場は男女別浴ゾーンと混浴ゾーンに分かれており、サウナも完備されています。大浴槽は最深部が1.4mもあり、立ったまま肩まで浸かることができるのも特徴的です。

2022年には、じゃらんnetの協力によるねとらぼの調査で「九州のお風呂が良かった宿ランキング」で1位に輝き、その人気の高さを証明しました。また、楽天トラベルの「2016年度 全国人気温泉宿ランキング」では全国7位にランクインするなど、全国的にも高い評価を受けています。

歴史と自然を感じる空間

敷地内には、硫黄谷温泉の創始者である堀切武右衛門が1862年頃から治山のために植林した杉林があり、「百年杉庭園」として散策路が整備されています。歴史を感じさせる杉林の中を散策すれば、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

また、坂本龍馬と楢崎龍が日本で初めて新婚旅行で訪れた温泉地としても知られており、ホテル内には龍馬ゆかりの資料展示コーナーも設けられています。歴史好きにはたまらない、見どころの一つです。

多彩な施設

宿泊棟は、東館、高千穂館、西館の3つがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
東館：和を基調とした洋室で、全室南向き。
高千穂館：カップルやグループでの利用に人気。
* 西館：スタンダードなツインとシングルが用意されています。

その他、ロビー、フロント、土産物を販売するショッピングプラザ、歴史コーナー、レストラン、宴会場、会議室、パブ、味処など、様々な施設が完備されており、快適な滞在をサポートします。

歴史

1862年に硫黄谷温泉が創始され、前身の「霧島館」が開業しました。その後、1963年に高千穂館、1973年に東館、1974年に西館が建設され、現在に至ります。各館は時代に合わせて改築や改装を重ね、常に快適な空間を提供しています。

アクセス

自動車の場合、九州自動車道の溝辺鹿児島空港ICから約30分、横川ICから約40分、宮崎自動車道の都城ICから約60分です。公共交通機関を利用する場合は、鹿児島空港からバスで約30分、JR肥薩線霧島温泉駅からバスでアクセスできます。また、バス停「硫黄谷」から無料送迎バスが出ています。

その他

昭和初期には与謝野晶子が宿泊しており、露天風呂には与謝野晶子にあやかって名付けられた「晶子の湯」があります。

霧島ホテルは、温泉だけでなく、歴史や自然も楽しめる魅力的なホテルです。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してください。

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