露の紫

露の紫について

露の紫（つゆの むらさき）は、日本の上方落語家であり、1974年4月6日に生まれました。本名は矢野ゆかりといい、現在は露の都事務所およびクリエイティブワンズに所属しています。上方落語協会の会員でもあり、彼女の出身地は愛媛県今治市です。

来歴

彼女は姫路学院女子短期大学の児童教育科を卒業し、その後、落語家としての活動に入る前は司会業を手掛けていました。特に、同じく落語家である山本量子と共演していた番組で、M-1グランプリに挑戦した経験もあります。

2008年4月、露の紫は繁昌亭落語家入門講座へ参加し、同年9月には第1回ちりとてちん杯全国女性落語大会に「天神亭ゆーかり」の芸名で出場。見事に優勝を果たしました。その後、2008年10月23日に露の都に入門し、ちりとてちん杯から始まった彼女のプロ落語家としてのキャリアが始まりました。

入門から数年後の2013年、彼女は平成25年度NHK新人演芸大賞の落語部門において決勝進出し、最高得点を獲得しましたが、同点決勝の結果、惜しくも2位となりました。2022年にもNHK新人落語大賞の決勝に進出し、依然として実力を示し続けています。

また、彼女は入門から10年を迎えた2018年には、故郷の愛媛県今治や東京、大阪にて初となる独演会「三都噺旅」を開催し、多くのファンに支持されています。

受賞歴

露の紫は、これまで数々の受賞歴を持っています。2008年には第1回ちりとてちん杯全国女性落語大会での優勝（天神亭ゆーかり名義）を皮切りに、2014年には第9回繁昌亭大賞の輝き賞を受賞しました。また、2019年には島之内若手落語家チャンピオンシップで初代チャンピオンに輝き、2024年には第19回繁昌亭大賞の繁昌亭奨励賞を獲得しています。

出演番組

メディアへの出演も多数あり、びわ湖放送の「新!呼吸ぶるるるぶびわこ」ではリポーターとして活動しました。また、MBSラジオの「茶屋町MBS劇場」や、ABCラジオの「ラジオ演芸もん」など、各種ラジオ番組にもゲストとして出演しています。さらに、BAN-BANラジオの「PAOON!」ではパーソナリティも務めました。

外部リンク

露の紫は、各種SNSや公式ブログなどでも情報発信を行っています。彼女のTwitterや公式ブログ『むらくご』をフォローすることで、最新の活動情報や落語に関することをチェックできます。

関連項目

彼女の活動は上方落語の伝統を引き継ぐものであり、今後のさらなる活躍が期待されます。彼女の成長とともに、今後の上方落語界における役割にも注目が集まるでしょう。

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