青い森セントラルパーク

青い森セントラルパーク：青森市のオアシス

青い森セントラルパークは、青森県青森市浦町に位置する広大な公園です。その歴史は、かつての青森操車場に遡ります。操車場が廃止された後、その跡地を有効活用し、市民が憩い、楽しめる空間として整備されました。

公園の概要

公園の敷地面積は12.8ヘクタールに及びます。さらに、西側には青森市所有の5.2ヘクタールの自由運動広場、東側には青森県所有の7.6ヘクタールの多目的芝生広場が隣接しており、広大な空間が広がっています。青い森鉄道線が公園の南側を走っており、沿線にはオオヤマザクラが植えられています。

公園の東端には八甲田大橋が架かっており、橋の下には歩行者・自転車専用の踏切が設置されています。これにより、公園の北側からもアクセスが容易になりました。

歴史

青い森セントラルパークの歴史は、1926年の青森操車場の開設から始まりました。しかし、1945年にはアメリカ軍の爆撃を受け、操車場は大きな被害を受けました。

1984年に操車場が廃止された後、跡地は長らく放置され、荒地となっていました。しかし、1997年に青森操車場跡地利用検討委員会が発足し、跡地利用に関する検討が始まりました。

2002年には公園名が一般公募され、「青い森セントラルパーク」という名称が採用されました。そして、2003年4月25日に青い森セントラルパークは開園し、市民の憩いの場として親しまれるようになりました。

公園の整備

公園の整備は、企業と行政が協力して行われました。株式会社三菱地所設計が基本計画や整備計画を担当し、株式会社桜井工務店や株式会社木村建設が工事を担当しました。

また、青森県や青森市の担当部署だけでなく、青森操車場跡地利用研究会（ASK）という団体も跡地利用に関する研究を行いました。

今後の展望

青い森セントラルパークの周辺には、サンロード青森などの郊外型ショッピングセンターがあり、新たな青森市の中心部として機能しつつあります。東北新幹線新青森駅開業後は、公園の南部に新駅（仮称：青森中央駅）が設けられる計画もあります。

また、青森駅の移設についても議論されています。操車場跡地は高架化や地下化が容易であり、中心部に近い場所にあるため、移設に適しているという意見もあります。しかし、青森駅周辺の商店街の活性化のためには、青森駅を現在の場所に維持すべきという意見も根強くあります。

青い森セントラルパークは、青森市の都市計画において重要な役割を担っています。今後も市民のニーズに応えながら、より魅力的な公園へと発展していくことが期待されます。

関連施設

青森市総合体育館（カクヒログループスーパーアリーナ）
青森信号場

外部リンク

* 青森市 青い森セントラルパーク

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