青春に捧げるメロディー

青春に捧げるメロディー (Dedication)

『青春に捧げるメロディー』は、1970年代に一世を風靡したベイ・シティ・ローラーズが1976年9月にリリースした4枚目のスタジオ・アルバムです。バンドが世界的な人気を博していた時期に発表され、大きな注目を集めました。

制作背景

アルバム制作にあたり、メンバー交代が行われました。初期メンバーのアラン・ロングミュアーに代わり、イアン・ミッチェルが加入。この変更に伴い、ミッチェルがリズムギターを担当し、スチュアート・ウッディ・ウッドがベースに転向しました。ミッチェルは、アルバムのタイトル曲「青春に捧げるメロディー (Dedication)」でリードボーカルを務めましたが、間もなくバンドを脱退。その後は、レスリー・マッコーエンがボーカルを務めるバージョンがリリースされ、シングルも差し替えられました。

収録曲

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。

イギリス盤

Side one

1. レッツ・プリテンド "Let's Pretend"
2. すてきな君 "You're a Woman"
3. ロックン・ローラー "Rock 'N Roller"
4. ドント・ウォリー・ベイビー "Don't Worry Baby"
5. イエスタデイズ・ヒーロー "Yesterday's Hero"

Side two

1. マイ・リサ "My Lisa"
2. マネー・ハニー "Money Honey"
3. ロックン・ロール・ラブレター "Rock and Roll Love Letter"
4. 愛をこめたレター "Write A Letter"
5. 青春に捧げるメロディー "Dedication"

合衆国盤

Side one

1. レッツ・プリテンド "Let's Pretend" – 3:31
2. すてきな君 "You're a Woman" – 4:15
3. ロックン・ローラー "Rock 'N Roller" – 3:30
4. 二人だけのデート "I Only Want to Be with You" – 3:36
5. イエスタデイズ・ヒーロー "Yesterday's Hero" – 4:33

Side two

1. マイ・リサ "My Lisa" – 3:35
2. ドント・ウォリー・ベイビー "Don't Worry Baby" – 3:03
3. カッコー鳥 "Are You Cuckoo?" – 4:05
4. 愛をこめたレター "Write a Letter" – 3:47
5. 青春に捧げるメロディー "Dedication" – 3:54

日本での人気

日本盤LPは、合衆国盤と同じ曲順でリリースされ、オリコンのアルバムチャートで3週連続1位を獲得。洋楽アーティストのアルバムが連続して首位を獲得する珍しい例となりました。その後、2004年と2008年にはCDが再リリースされ、ボーナストラックが追加収録されました。

パーソネル

レスリー・マッコーエン – リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
エリック・フォークナー – リードギター、バッキング・ボーカル、「ロックン・ローラー」における共同リード・ボーカル
イアン・ミッチェル – リズムギター、バッキング・ボーカル、「青春に捧げるメロディー」におけるリード・ボーカル
スチュアート・"ウッディ"・ウッド – ベース、バッキング・ボーカル、「ロックン・ローラー」における共同リード・ボーカル
* デレク・ロングミュアー – ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル

『青春に捧げるメロディー』は、ベイ・シティ・ローラーズの代表作の一つとして、今も多くのファンに愛されています。

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