青春グラフィティ スニーカーぶる〜す

映画『青春グラフィティ スニーカーぶる～す』

『青春グラフィティ スニーカーぶる～す』は、1981年に公開された映画で、株式会社東宝が制作を手掛けました。監督は河崎義祐が務め、近藤真彦のデビュー作として特に注目される作品となりました。この映画は、たのきんトリオのスーパーヒットシリーズの第一弾に位置付けられており、青春時代の葛藤や友情、恋愛を描いた物語が展開されます。

ストーリー

物語は、主人公の金沢昌也（近藤真彦）が中心となり、彼の周囲にいる友人や恋人、そして師匠たちとの関係を描き出します。近藤演じる金沢は、夢追いかける若者として多くの試練に立ち向かい、その過程で成長していく姿が描かれています。青春特有の葛藤や、初恋の甘酸っぱさが溢れ出る内容となっており、視聴者を引き込む要素が多数あります。

キャスト

配役には、豪華な俳優陣が揃っています。

• - 金沢昌也：近藤真彦
• - 間宮洋一：野村義男
• - 高木敏夫：田原俊彦
• - 金沢由美：岡田奈々
• - 三田圭子：里見奈保
• - 相川（相川商事社長）：草薙幸二郎
• - 乾（相川の配下）：風間健
• - 長谷川（平和建設・野球部長）：寺島達夫
• - 平和建設・野球部コーチ：石山雄大
• - 人気歌手：川崎麻世
• - サファリパーク職員：佐々木勝彦

これに加え、その他のサブキャストとして辻（織本順吉）、石崎明（おりも政夫）、教師（財津一郎）、三田正造（伴淳三郎）など多彩な面々が出演し、映画に華を添えています。

スタッフ

映画の制作には多くの才能が集結しています。

• - 製作：田中壽一、小倉斉
• - 脚本：田波靖男、安斉あゆ子
• - 音楽：槌田靖識
• - 撮影：逢沢譲
• - 美術：樋口幸男
• - 録音：宮内一男
• - 照明：小島正七
• - 編集：黒岩義民
• - 助監督：西川常三郎
• - 製作担当者：徳増俊郎

音楽

この映画の主題歌は近藤真彦の「スニーカーぶるーす」で、RCAレコードからリリースされています。また、挿入歌として川崎麻世による「恋の一方通行」が使用されており、音楽も映画の雰囲気を引き立てる重要な要素となっています。

封切りと同時上映

映画は1981年2月11日に東京都千代田区有楽町にある日本劇場で公開されました。この日は「サヨナラ日劇フェスティバル」という特別イベントが開催され、たのきんトリオが出演し、観客が熱気に包まれる一幕となりました。また、同時に加山雄三主演の「帰ってきた若大将」も上映されており、多くのファンが集まりました。この盛況ぶりは、終戦直後の李香蘭ショーやウェスタン・カーニバルに比較されるほどだったと言います。

『青春グラフィティ スニーカーぶる～す』は、当時の青春を描いた新鮮な作品として、今もなお多くの人々に親しまれ続けています。

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