青木義男 (政治家)

青木義男

青木義男（あおき よしお、1916年3月20日 - 1994年12月20日）は、昭和から平成にかけて活躍した日本の政治家です。静岡県賀茂郡南中村（現在の南伊豆町下賀茂）に生まれ、下田市議会議員（2期）、下田市長（2期）を歴任しました。

生涯

1916年（大正5年）3月20日、農家の長男として誕生。1930年（昭和5年）に高等小学校を卒業後、下田の伊豆電機に入社しました。1936年（昭和11年）には名古屋の野砲3連隊に入隊し、陸軍兵学校に入校。軍隊生活を経て、1939年（昭和14年）に独立し、双葉電機工業所を創業しました。

地域社会への貢献も積極的に行い、1963年（昭和38年）には下田市消防団長を1年間務めました。1971年（昭和46年）には下田市議会議員に初当選し、2期目の途中の1976年（昭和51年）5月に辞任するまでその職を務めました。

下田市長として

1976年（昭和51年）の下田市長選挙では、保守陣営から現職市長の石井基と青木の2名が立候補を表明。保守分裂の様相を呈したため、候補者一本化に向けた調整が行われました。その結果、5月10日に石井市長が立候補を断念し、自民党を離党。これに同調する形で下田市議11人が辞職しました。同年6月27日の選挙で、青木は自民党推薦候補として下田市長選挙に出馬し、僅差で当選を果たしました。

1980年（昭和55年）の選挙でも自民党推薦で立候補し再選。1984年（昭和59年）7月に退任するまで、2期8年にわたり下田市長を務めました。

市長在任中は、海事功労により東海海運局表彰、運輸大臣表彰、藍綬褒章を受章。1986年（昭和61年）秋には、造船功労により勲四等瑞宝章を受章しました。

1994年（平成6年）12月20日、東京都内の病院で心筋梗塞のため死去。享年78歳でした。

青木義男は、地方政治家として下田市の発展に尽力する一方で、造船業の振興にも貢献し、その功績は広く認められています。

参考文献

* 日外アソシエーツ 編『現代政治家人名事典』日外アソシエーツ、1999年。ISBN 481691529X。

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