青森県立八戸北高等学校

青森県立八戸北高等学校

青森県立八戸北高等学校は、青森県八戸市大久保に所在する、全日制課程の男女共学の県立高等学校です。「北高」や「八北」という通称で親しまれています。

概要

設置課程

本校には全日制の課程が設置されています。教育課程の特徴として、2年次からは生徒の多様な進路希望に応じるため、文類型と理類型のクラスに分かれる選択制が導入されています。

校章

校章のデザインは、向かい合った二羽の鶴を基調とし、その上に北極星を象徴する「北」の文字と「高」を組み合わせたものです。このデザインは、当時弘前大学の助教授であった石原英雄氏によって考案されました。

校歌

本校の校歌は、作詞を横濱正大氏、作曲を本間雅夫氏が手がけています。

校舎

2002年には創立40周年を記念して新校舎が建設されました。それ以前の旧校舎は、生徒用の玄関が2階にあり、職員用の玄関が1階にあるという独特な構造を持っていました。これは「生徒が学校の主役である」という教育理念を示すもので、2階の生徒玄関へ続く24段の階段は「階（きざはし）」と呼ばれ、八戸北高校のシンボルとして生徒や地域に深く記憶されていました。しかし、新校舎の建設に伴い、この「階」は引き継がれませんでした。

教育と進路

八戸北高等学校の生徒の多くは、卒業後の進路として大学進学を希望しています。例年、卒業生の約7割が四年制大学へと進んでおり、国公立大学への合格者数も100名を超える実績があります。本校は、2005年には青森県内で初めて文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール（SSH）の指定を受けましたが、この指定は平成27年度をもって終了しています。近年では、国内最難関とされる東京大学や京都大学へも合格者を輩出するなど、高い学力を培う教育が行われています。

部活動

本校では、運動部、文化部ともに多様な部活動が活発に活動しています。特に文化系の部活動が盛んで、目覚ましい実績を上げています。

運動部: 硬式野球、軟式野球、陸上競技、剣道、弓道、水泳、卓球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ソフトテニス、ソフトボール、バドミントンなどがあります。
文化部: 演劇、吹奏楽、美術、科学、地学、家庭科、囲碁・将棋、英語愛好会などが活動しています。

文化部の中でも、演劇部と吹奏楽部の活躍は特筆に値します。演劇部は、全国高等学校文化連盟の演劇部門において、全国最多となる三回の最優秀賞を獲得するという輝かしい実績を持っています。また、吹奏楽部も東北大会への出場は常連であり、全日本吹奏楽コンクールにも出場経験があるなど、両部が全国レベルでその実力を示しています。

沿革

八戸北高等学校は、1963年に八戸市立湊小学校の一部を仮校舎として開校式と入学式を執り行いました。翌1964年には現在の場所に新校舎が完成し移転しました。1967年には八戸北高等学校南郷分校が設置されましたが、1973年には南郷高等学校として独立しました。1969年には理数科が設置されましたが、2006年には募集を停止し、全日制普通科の単位制高等学校へと改編されました。2010年には旧南郷高等学校が八戸北高等学校南郷校舎として再び統合されましたが、2017年に南郷校舎は閉校となりました。また、2013年には青森県立八戸南高等学校を統合しています。

交通アクセス

JR八戸線 白銀駅より徒歩約15分。
八戸市営バス「岬台団地行き」に乗車し、「北高校前」バス停で下車。
八戸自動車道 八戸南インターチェンジからは約5kmの距離にあります。

著名な卒業生

八戸北高等学校は、これまで様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出しています。

鹿原 徳夫（元茨城放送アナウンサー）
川口 浩一（フリーアナウンサー、元青森テレビアナウンサー）
木村 友祐（小説家）
タカチャ（ミュージシャン、中退）
田中 義剛（タレント）
千田 潤一（株式会社アイ・シー・シー代表取締役）
十日市 秀悦（タレント）
中島 美華（タレント）
横島 亘（俳優）
類家 心平（ジャズミュージシャン）
佐々木 さやか（参議院議員、弁護士）
森澤 敏哉（農林水産省北陸農政局長）
松井 慶太（指揮者）

（上記は入力情報に基づく一部の紹介です）

関連項目

* 青森県高等学校一覧

（本記事は公開情報に基づき記述しています）

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