青森県道・秋田県道317号西目屋二ツ井線

概要

青森県道・秋田県道317号西目屋二ツ井線は、青森県中津軽郡西目屋村から秋田県能代市に至る一般県道です。この路線は、青森県と秋田県を結ぶ唯一の県道であり、青森県内では唯一の300番台の県道としても知られています。

起点は、西目屋村の目屋ダム湖畔で青森県道28号線から分岐し、釣瓶落峠を越えて秋田県に入ります。能代市二ツ井町では、国道7号二ツ井バイパスと立体交差し、二ツ井駅前を経由して、終点の二ツ井町切石で再び国道7号と秋田自動車道二ツ井白神ICに接続します。このうち、荷上場交差点から終点までは、二ツ井バイパス開通以前は国道7号だった区間が、1995年に県道として認定されました。

道路状況としては、西目屋村から藤里町にかけて道幅が狭く、冬季は通行止めとなります。過去には土砂崩れによる通行止めが度々発生しており、2005年には長期間の全面通行止めがありました。2008年に全線開通したものの、2013年には再び土砂崩れが発生し、一部区間で通行止めが続いていました。

路線データ

総延長は54.6kmで、青森県側が14.8km、秋田県側が39.806kmです。起点は青森県西津軽郡西目屋村砂子瀬、終点は秋田県能代市二ツ井町切石です。

歴史

1995年4月1日に青森県道と秋田県道に認定されました。2013年には土砂崩れで通行不能となり、その後、一部区間が開通しましたが、2022年にも大雨の影響で通行止めが発生しました。近年、バイパス区間が開通し、利便性が向上しています。

路線状況

秋田県道322号線との重複区間が約6.7kmあります。冬季閉鎖区間は複数箇所に分かれており、11月下旬から翌春まで通行できません。かつては通行不能区間が存在しましたが、現在は解消されています。

地理

この路線は、青森県西目屋村、秋田県藤里町、能代市を通過します。沿線には、目屋ダム湖、釣瓶落峠、太良峡、峨龍の滝、白神山地世界遺産センター、二ツ井駅など、観光名所や施設が点在しています。

通過する自治体

青森県：中津軽郡西目屋村
秋田県：山本郡藤里町、能代市

交差する道路

起点で青森県道28号線と、終点で国道7号と秋田自動車道に接続します。

沿線の施設など

釣瓶落峠・釣瓶トンネル: 青森・秋田県境に位置し、冬季や荒天時には閉鎖されます。
青森県側:
西目屋村：美山湖、旧尾太鉱山廃水処理施設
秋田県側:
藤里町：太良峡、峨龍の滝、白神山地世界遺産センター、白神山水の館、湯の沢温泉、藤里町歴史民俗資料館、藤里町役場、藤琴川
能代市：国土交通省二ツ井河川国道出張所、秋田県立二ツ井高等学校、JR東日本奥羽本線二ツ井駅、能代市役所二ツ井町庁舎

脚注

参考文献として、秋田県の道路課が発行した資料が挙げられます。

関連項目

青森県の県道一覧
秋田県の県道一覧

外部リンク

秋田県建設部道路課や、秋田県山本地域振興局建設部の公式サイトで詳細な情報を確認できます。

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