青狼武士

青狼武士（せいろう たけし）

青狼武士（せいろう たけし、1988年8月18日 - ）は、モンゴル国ボルガン県出身の元大相撲力士です。本名はアムガー・ウヌボルド。最高位は西前頭14枚目。

生い立ちと入門

父親はモンゴル相撲の元関脇で、朝青龍の父親と親交がありました。幼少期から日本の大相撲中継を見て育ち、朝青龍に憧れを抱きます。14歳の時に日本の相撲オーディションで優勝するも、怪我で来日を断念。その後、朝青龍からの誘いを受け、来日を決意します。

2005年、錣山部屋に入門。四股名は朝青龍の「青」とモンゴルの象徴「狼」に由来します。

力士としての道のり

初土俵から幕下までは軽量で苦戦しましたが、師匠や兄弟子・豊真将の支えもあり、着実に成長。2008年に幕下昇進、網膜剥離の手術などを乗り越え、2009年には三段目優勝を果たします。2013年5月場所、東幕下筆頭で悲願の新十両昇進を果たしました。

新十両の場所では勝ち越し、その後も十両で着実に番付を上げます。2015年7月場所には新入幕を果たし、朝青龍以来となる錣山部屋からの幕内力士となりました。

幕内での活躍と引退

新入幕の場所は負け越すものの、その後も幕内、十両を往復。2016年11月場所では11勝を挙げ、再び幕内を目指します。2017年には明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会で優勝。2018年には結婚披露宴を行い、多くの関係者に祝福されました。

2018年9月場所で左足を負傷し、幕下に陥落。その後十両に復帰するも、2020年7月に無菌性髄膜炎により引退しました。

取り口と評価

右四つを得意とし、左前ミツを引いて攻める相撲も見せました。立合いの甘さや左を取るのが遅いという課題がありましたが、廻しを取ってからの粘り強さが持ち味でした。

引退後

引退後はモンゴルに帰国し、実業家として活躍しています。

主な成績

通算成績：433勝424敗25休（89場所）
幕内成績：19勝26敗（3場所）
十両成績：213勝243敗9休（31場所）
三段目優勝：1回（2009年5月場所）

改名歴

* 青狼 武士（2005年7月場所 - 2020年7月場所）

もう一度検索