錣山部屋

錣山部屋の紹介

錣山部屋（しころやまべや）は、日本相撲協会に所属し、現在は二所ノ関一門に属する相撲部屋です。この部屋は、元関脇の寺尾である20代錣山が2004年に井筒部屋から独立し設立されました。

歴史的背景

20代錣山は、2002年9月場所をもって現役を退き、その後井筒部屋の親方として活動していました。しかし、彼は自らの部屋を持ちたいという思いから、2人の内弟子を連れて新たに錣山部屋を創設しました。設立からわずか1年で、親方の人気も相まって所属する力士は10人を超え、中規模な部屋へと成長しました。2006年には、豊真将が新十両に昇進し、部屋にとって初めての関取が誕生しました。

2017年には、時津風一門を離脱し、どこの一門にも属さない無所属となりました。この決断は、当時の日本相撲協会執行部と対立していた貴乃花一門との密接な関係に起因しています。その後、貴乃花一門が2018年に解散すると、部屋は二所ノ関一門へ加入することを決定しました。これは、相撲協会からの要請によるものでした。

2023年12月17日には創設者の20代錣山が逝去し、彼の意向により、部屋付き親方であった19代立田川（元小結・豊真将）が師匠代行としてその後の運営を担うことになりました。2024年2月には21代錣山が襲名され、部屋の新しいリーダーとして指揮を執ります。

所在地

錣山部屋は東京都江東区清澄三丁目6-2に所在し、交通アクセスは都営地下鉄大江戸線と東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩およそ3分と非常に便利です。

師匠と後継者

錣山部屋の歴代の師匠は、20代が錣山矩幸（しころやま つねゆき）で、彼の後継者となるのが21代の錣山瑛一（しころやま えいいち）です。また、立田川豊英（たつたがわ とよひで）が師匠代行として活躍しています。これらの師匠はそれぞれ、相撲界での豊富な経験を持ち、多くの力士を育成してきました。

現役力士のプロフィール

錣山部屋には、阿炎政虎（関脇・埼玉）をはじめとする現役の力士たちが所属しています。部屋の力士の中には、前頭の青狼武士（前14・モンゴル）や小結の豊真将紀行（山口）など、さまざまな階級で活躍する力士がいます。また、十両にも彩尊光（十11・埼玉）や王輝嘉助（十13・新潟）が在籍しており、部屋の未来を担っています。

終わりに

錣山部屋は、伝統を守りつつも新しい時代へと向かっている相撲部屋であり、多くの力士が活躍する場所です。今後の活躍が期待される力士たちを応援し、一層の存在感を示していくことでしょう。

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