青麻神社

青麻神社

宮城県仙台市宮城野区岩切に位置する青麻神社は、古くから地域の人々に崇敬されてきた神社です。かつては青麻岩戸三光宮、青麻権現社、嵯峨神社などとも呼ばれ、日本各地に存在する青麻神社や三光神社の総本社として知られています。

祭神

青麻神社では、以下の神々が祀られています。

主祭神：
天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）：星の神
天照大御神（あまてらすおおみかみ）：太陽の神
月読神（つくよみのかみ）：月の神

これらの三柱の神々は、それぞれ宇宙を構成する重要な要素である星、太陽、月を司るとされ、神仏習合の時代には、それぞれ大日如来、不動明王、虚空蔵菩薩として信仰されていました。

配祀：
常陸坊海尊（ひたちぼうかいそん）

常陸坊海尊は、中風封じの霊験を持つとされ、多くの人々から信仰を集めています。

また、社家である穂積氏が水運に携わっていたことから、海上安全の信仰も篤いです。

歴史

神社の伝承によれば、その起源は平安時代の仁寿2年（852年）に遡ります。

社家の遠祖である穂積保昌が、山城国（現在の京都府）からこの地に移り住み、一族が崇敬していた日月星の三光の神を、山峡の岩窟に祀ったのが始まりとされています。

穂積保昌が、この地の住民に麻の栽培を教えたことが、地名「青麻」や社名の由来となり、神紋も麻の葉が用いられています。

天和2年（1682年）には、源義経の家臣であったと称する常陸坊海尊（清悦仙人）という老人が当地を訪れ、中風を治す霊験を現したことから、当社に祀られるようになりました。

明治時代に入り、明治8年（1875年）5月には、郷社に列格されました。

青麻神社は、悠久の歴史を持ち、地域の人々の信仰を集める神社です。その御利益は多岐にわたり、現在でも多くの参拝者が訪れています。

外部リンク

青麻神社（公式サイト）

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