静岡県立富士宮東高等学校

静岡県立富士宮東高等学校について

静岡県立富士宮東高等学校は、富士宮市小泉に位置する県立の高等学校で、地元では「東高」または「宮東」と呼ばれています。1906年に女子技芸学校として設立され、2006年に創立100周年を迎えました。現在、全日制課程に普通科と福祉科があり、アートコースや美術専攻も取り入れられています。定時制課程も設置されており、さまざまな学びの機会を提供しています。

学校の特徴

この学校は、特に女子生徒が多く在籍していることが特徴で、普通科では約3分の2、福祉科では約9割が女子生徒です。伝統的に、バドミントン部は全国大会常連として知られ、最近では弓道部も力をつけて全国大会に出場するようになりました。また、校区は隣接する山梨県峡南地域にも及んでおり、少数の生徒が南部町から通学しています。

沿革

• - 1906年: 大宮町立女子技芸学校が開校。
• - 1907年: 大宮裁縫女学校を併合。
• - 1928年: 静岡県立大宮高等女学校に改称。
• - 1942年: 静岡県立富士宮高等女学校に改名。
• - 1948年: 静岡県立富士宮高等学校に改称し、定時制普通科も設置。
• - 1949年: 男女共学化を実施。
• - 1953年: 静岡県立富士宮東高等学校に改称。
• - 1954年: 全日制に家庭科を新設。
• - 1960年: 男女共学を廃止し女子校となる。
• - 1974年: 家庭科が廃止され、衛生看護科が新設される。
• - 1992年: 再度男女共学が実施される。
• - 2000年: 普通科に芸術コースが設置される。
• - 2002年: 衛生看護科が廃止され、福祉科が新設。

校訓

学校の教育理念は「健やかなからだ、豊かな心、たゆまぬ努力」であり、これに基づいた教育が行われています。

アクセス

静岡県立富士宮東高等学校へのアクセスは、JR身延線の源道寺駅から徒歩約25分、東名高速道路の富士インターチェンジから西富士道路を経由して約10分と便利です。富士急静岡バスの「東阿幸地」停留所からも徒歩約7分で到着します。

部活動

学校では多様な部活動が行われており、特にバドミントン部と弓道部は成果を上げています。
バドミントン部は以下の成果を残しています：

• - 全国高等学校バドミントン選手権大会（インターハイ）: 1973年から1997年まで出場を果たしました。
• - 国民体育大会: 1982年と1986年に出場。

弓道部についても、インターハイや全国選抜大会での出場歴があり、特に2005年には第3位となる成績を収めています。

進路先

過去5年間の卒業生の進路に関しては、大学進学が475人、短期大学に233人、専門学校に582人、就職に292人という結果が出ています。多岐にわたる進路選択が可能であり、生徒たちは自身の未来に向けて様々な道を選んでいます。

著名な出身者

最後に、この学校からは多くの著名な卒業生が輩出されています。例えば、衆議院議員の大島令子氏、元中日ドラゴンズのプロ野球選手菊地正法氏、アナウンサーの神津栄子氏、プロ野球選手の勝又琉偉氏などがいます。

静岡県立富士宮東高等学校は、地域に密着した教育を行い、多様な進路を提供する学校として、これからも多くの生徒を育成していくことでしょう。

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