静岡運輸支局

静岡運輸支局：静岡県における交通行政の中枢

静岡運輸支局は、国土交通省の中部運輸局に属する地方支分部局です。静岡県における陸運と海運に関する行政を担う重要な機関であり、自動車の登録や検査、船舶の登録など、幅広い業務を管轄しています。

組織と管轄区域

静岡運輸支局は、本庁舎（静岡市駿河区）、清水庁舎（静岡市清水区）、そして沼津、浜松の自動車検査登録事務所、下田海事事務所から構成されています。それぞれの事務所は、静岡県をいくつかの地域に分割して管轄しています。

本庁舎（静岡市駿河区）：主に静岡県中部の地域を管轄し、「静岡」ナンバープレートの交付を行っています。県総合運動場駅から徒歩10分、またはバス停「シャンソン前」から徒歩3分の場所に位置しています。1966年4月1日より「静岡」ナンバーの交付を開始しました。

清水庁舎（静岡市清水区）：海事部門が置かれ、下田海事事務所以外の静岡県全域の海事行政を管轄しています。バス停「波止場フェルケール博物館」から徒歩5分です。

沼津自動車検査登録事務所（沼津市）：伊豆地方を含む静岡県東部を管轄し、「沼津」、「伊豆」、「富士山」ナンバープレートを交付しています。JR原駅から徒歩20分、またはバス停「沼津自動車検査登録事務所前」から徒歩1分です。1977年4月の設立と同時に「沼津」ナンバーの交付を開始しました。それ以前は、静岡県東部も「静岡」ナンバーでした。

「沼津」ナンバー：沼津市、駿東郡（長泉町、清水町）
「伊豆」ナンバー：熱海市、三島市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市、賀茂郡、田方郡
* 「富士山」ナンバー：御殿場市、富士宮市、富士市、裾野市、駿東郡小山町（一部は山梨県も対象）

浜松自動車検査登録事務所（浜松市中央区）：静岡県西部を管轄し、「浜松」ナンバープレートを交付しています。遠鉄バス「産業展示館」バス停から徒歩5分です。1966年4月1日、「浜松」ナンバーの交付を開始しました。

下田海事事務所（下田市）：静岡県伊豆地方（下田市、熱海市、伊東市、伊豆市、賀茂郡、田方郡）の海事行政を管轄しています。伊豆急下田駅から徒歩25分です。

歴史と変遷

静岡運輸支局の前身は、静岡運輸事務所です。1940年（昭和15年）の静岡大火で焼失するなど、歴史の中で幾多の変遷を経験してきました。管轄区域も、時代の流れや行政区域の変更に伴って調整されています。例えば、御前崎市（旧御前崎町）は2004年4月1日に浜松自動車検査登録事務所に移管され、富士市（旧富士川町）は2008年11月1日に沼津自動車検査登録事務所に移管されています。

アクセス方法

各事務所へのアクセス方法は、公共交通機関を利用するのが便利です。最寄りの駅やバス停からの徒歩時間なども明記しました。詳しいアクセス方法は、静岡運輸支局の公式ホームページをご確認ください。

まとめ

静岡運輸支局は、静岡県の交通行政を支える重要な機関です。自動車や船舶の登録・検査といった業務を通じて、安全で円滑な交通社会の維持に貢献しています。各事務所の役割分担や管轄区域、そして歴史を理解することで、静岡県における交通行政の仕組みをより深く知ることができます。

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