響の森さだまさし25周年記念ライブ

響の森さだまさし25周年記念ライブ

『響の森さだまさし25周年記念ライブ』は、1999年9月22日にリリースされたさだまさしの記念すべきライブ・アルバムです。このアルバムは、1999年6月29日に東京厚生年金会館で行われたコンサートを収録したもので、さだまさしの25年間の音楽活動を祝う作品として位置付けられています。

当日のライブは、彼の最新オリジナル・アルバム『季節の栖～Twenty Five Reasons～』のリリースからわずか6日後に行われたため、そのアルバムに対する意識も感じられる内容となっています。特に、佐田玲子や南こうせつをはじめとする他のアーティストと共演する形式が採られており、通常のライブとは一味違った特別な雰囲気を醸し出しています。

収録曲概要

ライブアルバムは、3つのディスクから成り立っており、それぞれにさまざまな楽曲が収められています。以下、各ディスクごとの主要なトラックについて詳述します。

Disc 1

1. 多情仏心 - 作詞・作曲はもちろんさだまさしによる作品で、彼の代表的な楽曲です。
2. 主人公 - 編曲は渡辺俊幸が手掛け、美しいメロディが特徴。
3. 雪の朝 - 冬をイメージさせる、さだの情緒的な歌詞が印象的な曲。
4. 19才 - さだ自身による作詞・作曲・編曲で、青春の多感な時期を描写した楽曲。
5. 精霊流し - 独特な雰囲気を持つ楽曲で、編曲は渡辺俊幸によるもの。
6. 長崎小夜曲 - 長崎に対する愛情が込められた美しいバラード。
7. あなたを愛したいくつかの理由 (さだまさし & 佐田玲子) - 共演によるデュエットは聴きごたえがあります。
8. ひまわり (佐田玲子) - 佐田玲子の歌声とのコラボレーションも魅力的です。

Disc 2

1. 北の国から〜遥かなる大地より〜 - 特にクレジットがなく、印象的な楽曲。
2. 僕の胸でおやすみ (さだまさし & 南こうせつ) - フォルクローレスタイルの雰囲気を感じさせる。
3. 歌紡ぎの小夜曲 (さだまさし & 南こうせつ) - 二人のアーティストのハーモニーが心地良い。
4. ムギ - 来生えつこの詩を基にした作品で、心に響く歌詞が特徴。
5. JONAH - Paul Simonの曲の日本語版で、さだのアレンジが光ります。
6. 前夜 (桃花鳥) - 美しいメロディが心を打つ作品。

Disc 3

1. 天然色の化石 - さだ本人によるすべての制作がなされた楽曲。
2. まほろば - さだらしい情感豊かな作品で、ライブならではの迫力。
3. 修二会 - 自然と人のつながりを描いた力強い作品。
4. 桜月夜 - 壮大なメロディが心に残る一曲。
5. 夢の夢 - さだ独特の夢の世界を表現した楽曲。
6. 秋桜 - これまでに多くのアーティストにカバーされる名曲。
7. 風に立つライオン - ライブのフィナーレを飾る感動的なアンコール曲。

この『響の森さだまさし25周年記念ライブ』は、音楽ファンにとって特別な体験を提供する貴重な作品となっています。他のアーティストとの競演とともに、さだまさしの音楽の深さと幅広さを感じられるアルバムです。

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