須原スキー場

須原スキー場

須原スキー場は、新潟県魚沼市須原に広がるスキーリゾートです。1963年に開設されて以来、多くのスキーヤー・スノーボーダーに親しまれています。特に、山頂エリアからは、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山といった雄大な越後三山をはじめ、守門岳や浅草岳など、日本百名山にも数えられる名峰のパノラマを一望できる、素晴らしい眺望が最大の魅力の一つです。

ゲレンデとコース

バラエティ豊かなコースは、初心者から上級者まで、幅広いレベルの利用者が楽しめるよう設計されています。緩やかな斜面の初級者コースは、スキーやスノーボードを始めたばかりの方やファミリーに最適です。「ロマンスゲレンデ」や最長1500mの「アルパインスーパー迂回コース」などで、ゆったりと滑走技術を磨くことができます。

中級者向けには、最長1500mを誇る「ジャイアントコース」をはじめ、「アドベンチャーコース」「アルパインコース」があり、滑走距離を楽しみながらステップアップを目指せます。一方、上級者には非圧雪の「ワイルドコース」「エキスパートコース」「ブリザードコース」が用意されており、降雪時にはディープパウダーライディングを堪能できます。

ゲレンデ全体を効率良く巡るためのリフト設備も整っています。快適なフード付きの「須原フーディークワッドリフト」を中心に、「須原第一ロマンスリフト」「須原第二ロマンスリフト」「須原高原ロマンスリフト」が各エリアへのアクセスを担います。

施設

スキー場の中核施設であるセンターハウスは、利便性の高い設備が充実しています。リフト券売り場はもちろんのこと、広々としたレストラン（200席）では食事や休憩が可能で、キッズルームも完備されているため小さなお子様連れでも安心して利用できます。また、更衣室やトイレ、スキー学校、レンタルショップ、喫煙所なども備わっており、快適な一日をサポートします。

山頂には、後述する「魚沼市自然科学館 星の家」内に高原レスト「北極星」（60席）があり、絶景を眺めながら食事が楽しめます。この他、予約制の団体向け施設「レスト須原」（150席）も利用可能です。

魚沼市自然科学館 星の家

須原スキー場の山頂エリアには、予約制の天文施設「魚沼市自然科学館 星の家」があります。ここでは口径400mmの反射式天体望遠鏡が設置された天体ドームがあり、例年6月から10月にかけては「星空と天体観測」といったイベントが開催され、満天の星を観察できます。スキーシーズン中（12月中旬～3月上旬）は、前述の通り山頂レストラン「高原レスト 北極星」として営業しています。

周辺施設と宿泊

スキー場周辺には、宿泊施設が豊富に立地しており、滞在型のスキー旅行にも便利です。民宿や旅館など、様々なタイプの宿から選ぶことができます。

また、スキー場は奥只見レクリェーション都市公園 須原公園に隣接しており、公園内やその周辺には魅力的な観光施設が点在しています。国の重要文化財である豪農の館「目黒邸」、絵本専門の文化施設「絵本の家ゆきぼうし」、新潟の銘酒を楽しめる玉川酒造の「越後ゆきくら館」など、スキー以外にも魚沼の文化や自然に触れることができる施設が近くにあります。

営業情報とアクセス

須原スキー場の例年の営業期間は12月中旬から3月上旬ですが、降雪状況によって変動します。営業時間は8:30から16:45までです。ナイター営業は基本的に貸切対応となっています。

駐車場は合計2ヶ所あり、400台を収容可能で、全日無料です。

公共交通機関でのアクセスは、JR只見線 越後須原駅から徒歩約7分と比較的便利です。また、JR只見線に並行する南越後観光バスの「須原駅角」停留所も最寄りですが、いずれも本数は少ないため事前に確認が必要です。

車を利用する場合、関越自動車道 魚沼ICまたは堀之内ICから国道252号経由で約30分、または北陸自動車道 中之島見附ICから国道290号経由で約60分となります。上越新幹線で浦佐駅までアクセスし、そこから在来線やバスなどを利用するルートもあります。

豊かな自然に囲まれた須原スキー場は、素晴らしい雪質と眺望、多彩なコース、そして周辺観光や宿泊の利便性を兼ね備えた、魅力的なスキーリゾートです。

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